Author Archives: gen

恋しいね

 

 

「恋しいね」

投稿します。

 

 

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酒呑むことさえ   疲れ果て
溜め息ばかりを   持て余す
お前と別れた   あの日から
心は空っぽ   何もない
ああ   恋しい   恋しいね

 

雨がシトシト   降り出せば
何故かメソメソ   してしまう
湿気った煙草に   火をつけて
旨くはないさと   独り言
ああ   恋しい   恋しいね

 

雨が軒先き   濡らすから
何故か胸まで   沁みてくる
ラジオに流れる   冬のうた
切なくなるから   耳塞ぐ
ああ   恋しい   恋しいね

 

やる気がないのは   歳のせい
勝手な言い訳   してみるか
おまえと別れて   半年が
眠れぬ夜更けが   辛すぎる
ああ   恋しい   恋しいね

 

あなたの心が

 

 

 

「あなたの心が」

投稿します。

 

 

 

 

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過ぎた昨日が   綺麗にみえて
あすが見えずに   おびえているの
あなたの心が   わからない
嫌いと好きとが   すりかわる
ああ   想い出して   出逢いの頃を
朝になるまで   抱いて抱かれた
背中が指が   くちびるが   寒いわ
夜の長さが   重たくて

 

 

 

あなた好みに   全身染めて
そんな願いも   虚しいだけね
あなたの心が   掴めない
嫌いと好きとが   すりかわる
ああ   想い出して   はしゃいだ日々を
日がな一日   抱いて抱かれた
うなじも髪も   爪先も   痛いわ
夜に逸(はぐ)れて   ひとりきり

 

 

あいつは居ない

 

 

 

「あいつは居ない」

投稿します。

 

 

 

 

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男ひとりの   アパート暮らし
二階角部屋   六畳一間
なんの飾りも   花瓶もなくて
日がな一日   テレビが相手
淋しいね   切ないね
泣くのも飽きた   もう飽きた
あいつと別れて   かれこれ二年
此処もそろそろ   引っ越しするか
未練ばかりが   転がる部屋を

 

 

 

枕 歯ブラシ   トレンチコート
匂い消えても   捨てられないさ
苦い煙草を   蒸してみたら
煙までもが   すぐに消えるね
虚しいね   儚いね
涙も枯れた   もう枯れた
あいつが出てって   かれこれ二年
此処もあしたは   引っ越しするか
忘れられない   想い出置いて

 

 

あんたって

 

 

 

「あんたって」

投稿します。

 

 

 

 

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100ほど言い訳   並べたて
ゆうべの浮気を   繕(つくろ)うか
どうにも根性が   気に触る
あんたにイライラ   募るだけ
もう   バイバイしよう   この辺で
もう   愛想も尽きた   あんたには
深酒 寝煙草   気をつけて
自立も出来ぬ   ヤワなやつ

 

 

 

 

 

うわべの優しさ   装って
誰かの移り香   漂わす
なんともお粗末   猿芝居
あんたの嘘など   お見通し
もう   バイバイしよう   頃合いさ
もう   疲れてきたの   あんたには
最後はサラッと   片手あげ
振り向かないで   出ていって

 

 

来なかった

 

 

 

「来なかった」

投稿します。

 

 

 

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来るか来ないか   見送りに
下りホームで   列車待つ
ついて来いとは   言えなくて
好きのひと言   なお言えぬ
ああ   中途半端な   季節風
馬鹿な男と   笑いな
下手に歳だけ   とったって
なおりゃしないね   意気地なし

 

 

やはりあいつは   来なかった
発車報せる   ベルの音
せめても一度   顔見たい
声を聴きたい   胸焦がす
ああ   思い燻る   夕暮れに
こんなもんさと  俯く
目尻濡らして   男泣き
どうか元気で   幸せに

 

 

身体があんたを

 

 

 

「身体があんたを」

投稿します。

 

 

 

 

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あんたの匂いが   染みついた
枕を抱いて   眠るのが
あれから私の   癖になる
ああ   忘れられない   別れても
身体があんたを   覚えてる
みぞれの混じった   雨の夜
泣けとばかりに   降り止まぬ
切ないもんだね   逢いたい

 

 

 

あんたの胸もと   頬寄せて
壊れるくらいに   抱かれたい
あれから私は   ひとりきり
ああ   忘れられない   今もなお
身体があんたを   欲しがるよ
みぞれもいつしか   雪になり
こことばかりに   降り続く
淋しいもんだね   逢いたい

 

 

潮どき

 

 

 

「潮どき」

投稿します。

 

 

 

 

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抱くだけ抱いて   背中を向けて
あとは寝息を   立てる人
虚しくなって   くちびる噛んで
別れようかと   ふと思う
そう   心がみえない   わからない
もう   そろそろ潮どき   引き際か
窓辺に朝陽が   射し込む夜明け
ベッドを抜け出し   溜め息落とす

 

 

 

 

 

抱くだけ抱いて   やさしさ捨てて
あとは眠りを   急ぐ人
いつもの事と   まぶたを閉じて
仕方ないわと   呟いた
そう   諦めばかりの   さめた日々
もう   ひとりの暮らしに   戻ろうか
二年の月日が   ふたりを変えた
黙ってこの部屋   最後にするわ

 

 

惚れているから

 

 

 

「惚れているから」

投稿します。

 

 

 

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たまには構って   欲しいのと
甘えてあなたに   拗ねてみた
なんにも言わずに   背を向けて
この部屋ひとりで   出て行った
ああ   あなたの機嫌を   損ねたか
予期せぬ展開   痛すぎて
惚れているから   弱気になるの

 

 

ごめんなさいねと   謝れば
笑って許して   くれるやら
突然あなたは  背を向けて
この部屋ひとりで  出て行った
ああ   顔色みるのは   つらいもの
予期せぬ展開   寒すぎて
惚れているから   不安が募る

 

なんてこった

 

 

 

「なんてこった」

投稿します。

 

 

 

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酔いにまかせた   なりゆきで
知らぬ女を   抱いていた
夜明け間近に   慌てても
背中擦り寄る   この女
なんてこった   やっちまった
溜め息ついて   煙草吸う
懲りない男だ   どうしよう
言い訳繕い   考える   あああ・・・

 

 

酔ったはずみの   勢いで
言葉巧みに   口説いたか
醒めてよく見りゃ   驚いた
てんで好みじゃ   ない女
なんてこった   やっちまった
くちびる噛んで   苦笑い
懲りない男だ   なんとする
逃げ腰踏んでる   情けなさ   あああ・・・

 

 

ごめんなさいね 疲れたの

 

 

 

「ごめんなさいね 疲れたの」

投稿します。

 

 

 

 

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ごめんなさいね   疲れたの
愛することに   疲れたの
黙ってこの部屋   出て行くわ
あなたが悪い   わけじゃない
五年の月日の   積み重ね
触れあう肌も   なおざりに
ああ   男と女   そんなもの

 

 

 

ごめんなさいね   疲れたの
一緒の暮らし   疲れたの
追ったりしないで   もう無理ね
あなたに少し   飽きただけ
春 夏 秋 冬   繰り返し
絡まる心   おざなりに
ああ   男と女   そんなもの