Author Archives: gen

気にかかる女

 

 

 

「気にかかる女」

投稿します。

 

 

 

 

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酒場の隅で   泣いている

シクシクシクと   悲しげに

うなじ ほつれ毛   細い肩

どうしたことか   気にかかる

 

 

 

酒でも飲みな   よかったら

涙のわけを   吐きだしな

あるさ誰にも   失恋は

慰めなんか   しないけど

 

 

 

煙草の煙り   追いかけりゃ

ふわりと揺れて   消えていく

恋の駆け引き   人の常

惚れたら負けさ   憐れだね

 

 

 

有線流れ   歌謡曲

振られた女   歌ってる

小指 唇   泣きぼくろ

どうにも俺は   気にかかる

 

 

雪の宿にて

 

 

 

「雪の宿にて」

投稿します。

 

 

 

 

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枕がかわると   眠れない

凍てつく青森   雪の宿

あなたを忘れる   ひとり旅

誰かに盗られて   捨てられて

気弱な自分が   うらめしい・・・

  つらくて   くやしくて

外にはしんしん   雪が降る

 

 

 

 

 

飲めないお酒に   縋っても

涙がこぼれる   雪の宿

あんなにやさしく   されたのに

誰かのものなの   ねえあなた

今では唇   その指も・・・

  みだれて   むなしくて

外には一面   雪が降る

 

 

 

あれは嘘だと

 

 

 

「あれは嘘だと

投稿します。

 

 

 

 

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お酒に強い   あなたが酔った

バーボンボトル   一本カラに

勢いつけて   別れを告げる

冗談でしょう  まさかの本気

ねえ   あれは嘘だと   嘘だと言って

好きなひとが   できただなんて

気持ち   ぐちゃぐちゃに   ひどいわ・・・

 

 

 

 

 

どうにも私   振られたみたい

素面(しらふ)でいたら   泣きだしそうに

外では雨が   あたりを濡らし

ついでのように   心も濡らす

ねえ   あれは嘘だと   嘘だと言って

ほかの誰か   愛したなんて

気持ち   ぼろぼろに   ひどいわ・・・

 

 

あたしはあんたに捨てられて

 

 

 

「あたしはあんたに捨てられて」

投稿します。

 

 

 

 

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あたしを見る目の   そっけなさ

思わず涙が   こぼれるわ

あんたに抱かれて   きたけれど

そろそろ飽きたと   知らされた

口紅 色褪せ   頬もこけ   

あたし、つらいわ捨てられて

あたしはあんたに捨てられて

 

 

 

 

想い出ばかりが   散らかった

この部屋ひとりは   寒すぎる

やさしさ 温もり   掴めない

どうにも嫌われ   逸(はぐ)れたの

溜め息 ぬけ殻   髪ほつれ

あたし、つらいわ捨てられて

あたしはあんたに捨てられて

 

 

おまえ男だろ

 

 

「おまえ男だろ」

投稿します。

 

 

 

 

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広い世間の   片隅で

意地と見栄との   鬩(せめ)ぎあい

汗と涙は   人の常

あすを信じて   笑おうぜ

おまえ男だろ   そうさ   男なら

 

 

 

運がないなと   愚痴るより

幸(さち)の在り処(ありか)を   探すのさ

苦労したぶん   報われる

きっと神様   みてるから

おまえ男だろ   そうさ   男なら

 

 

 

金がなければ   困るけど

金に狂っちゃ   浅ましい

情(じょう)を忘れず   生きていけ

だけど流され   するじゃない

おまえ男だろ   そうさ   男なら

 

 

 

勝負するときゃ   心意気

そしてイチバン   とるがいい

誰の助けも   頼らずに

ひとり大輪(たいりん)   咲かすのさ

おまえ男だろ   そうさ   男なら

 

 

新宿花園酒場にて

 

 

 

「新宿花園酒場にて」

投稿します。

 

 

 

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お酒飲めない   ひとなのに

ボトル半分   あけている

何があったか   知らないが

理由(わけ)はきかない   ほっとくわ

新宿   花園   小さな酒場

色々あるわね   夜だもの

 

 

 

酔って眠いは   わかるけど

ここで鼾(いびき)は   よしてよね

電車あるうち   帰ってね

誰もほんとは   寂しがり

新宿   花園   古びた酒場

色々あるわね   夜だもの

 

 

 

男泣きする   ひともいる

きっと振られた   みたいだね

未練抱くより   忘れてさ

次の恋でも   みつけてね

新宿   花園   五月雨(さみだれ)酒場

色々あるわね   夜だもの 

 

 

小雨のブルース

 

 

 

「小雨のブルース」

投稿します。

 

 

 

 

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雨がしょぼ降る   こんな夜(よ)は

惚れたあんたに   抱かれたい

どこにいるのさ   ねえあんた  

プイとこの部屋   出て行った

何も言わずに   出て行った

ひどい仕打ちね   淋しくて

心濡れるわ   小雨のブルース

 

 

 

 

 

窓にはりつく   雨の粒   

まるであたしの   涙粒

誰かいるのね   いいひとが

背中見せつけ   出て行った

別れ告げずに   出て行った

なんでそんなに   冷たいの

心濡れるわ   小雨のブルース

 

 

別れ言葉を口にするなんて

 

 

 

「別れ言葉を口にするなんて」

投稿します。

 

 

 

 

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雨が降るのに   部屋を出て行く

うしろ姿を   ずっと見ていた

二度とこの部屋   戻らないのね

信じられない   今もさよならを

甘い囁き   くれたあのひと

別れ言葉を   別れ言葉を口にするなんて

 

 

 

誰かできたの   心がわりね

他人顔して   ドアを閉めたわ

二度と合鍵   使わないのね

信じられない   今もさよならを

熱いくちづけ   くれたあのひと

別れ言葉を   別れ言葉を口にするなんて

 

 

女の泣きごと

 

 

 

「女の泣きごと」

投稿します。

 

 

 

 

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街のネオンも   消えるころ

ひとりぼっちで   飲むお酒

あんたどうして   捨てたのか

誰かできたの   いいひとが

なんて淋しい   仕打ちなの

女の   女の泣きごと

 

 

 

始発電車が   動き出す

足を引きずり   家路へと

待っているのは   仔猫だけ

おいで一緒に   眠ろうね

あたし淋しい   慰めて

女の   女の泣きごと

 

 

 

恋をしたって   実らない

甘い生活   叶わない

あんた無情に   捨てたから

心がわりは   ひとの常

しょせん淋しい   暮らしだわ

女の   女の泣きごと

 

 

なんて私は

 

 

 

「なんて私は」

投稿します。

 

 

 

 

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恋をするたび   涙のおまけ

なんて私は   惨めな女

そうね   惚れて尽くして   疎(うと)まれて

抱かれ飽きられ   捨てられる

いつだって   いつだって

ボロボロ   心も身体も   ボロボロ

恋をするたび   涙のおまけ

なんて私は   惨めな女

 

 

 

 

夢をみたって   叶わぬものね

なんて私は   憐れな女

そうね   燃えてのぼせて   嫌われて

すがるそばから   逃げられる

いつだって   いつだって   

ズタズタ   心も身体も   ズタズタ

夢をみたって   叶わぬものね

なんて私は   憐れな女