作詞

ふられブルース

 

 

「ふられブルース」

投稿します。

 

 

 

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グラスに小さく   溜め息ついた      

来ないあの人   いつまで待つの      

時刻はとっくに   十時をまわり      

ここで二時間   待ってるなんて  

 

 

 

外には小雨が   しとしと降って     

早く帰れと   言ってるようね         

ブルース流れる   酒場の隅で         

ひとりぼっちが   哀れさ誘う          

 

 

 

覚えてないのね   今夜のデート

いいえあの人   その気もなしね

薄々別れを   感じていたわ

これがあなたの   答えでしょうか

 

 

 

窓には小雨の   滴が垂れて

まるで私が   泣いてるみたい

水割り飲み干し   酒場を出るわ

濡れて歩けば   足どり重く

 

 

作詞

ひとりの部屋では・・・

 

 

「ひとりの部屋では・・・」

投稿します。

 

 

 

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好き   今でも   あなたが

心がわりを   うちあけられたって

 

また暗い   夜がくるのね

わたしを責めるように

わたしを嗤う(わらう)ように

揉み消し忘れの   煙草の煙

泣いているのは   煙いからなの

あなたのいない   ひとりの部屋では・・・

虚しさ切なさ   散らかるばかり

 

 

 

 もう長い   夜はこないで

わたしを揺らさないで

わたしを虐めないで

お酒のボトルが   転がる床に

この身横たえ   爪を噛んでる

あなたのいない   ひとりの部屋では・・・

淋しさ儚さ   絡まるばかり

 

好き   今でも   あなたが

心がわりを   うちあけられたって

 

 

作詞

泣いて泣いて、浅草

 

 

「泣いて泣いて、浅草」

投稿します。

 

 

 

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雨が降る降る  シトシトと

心までもを  濡らすよに

惚れた男は  ひどい人

ポイと冷たく  捨てられた

あゝひとり仲見世  あてもなく

傘もささずに  歩いてる

泣いて泣いて、浅草

 

 

 

せめてお酒を  飲めたなら

ぐっと一気で  酔いたいわ

惚れたあたしが  馬鹿なのか

遊ぶあんたが  いけないか

あゝひとり仲見世  ふらついて

逃げたあんたを  探してる

泣いて泣いて、浅草

 

 

 

少し寒いわ  温もりを

恋しがっても  無理なのね

惚れた男の  薄情け

他の女に  移り気を

あゝひとり仲見世  寂しくて

吐いた溜め息  涙色

泣いて泣いて、浅草

 

 

作詞

待っていたのね

 

 

「待っていたのね」

投稿します。

 

 

 

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ふざけたつもりで   別れましょうと

お酒の余韻で   言っただけなの

あの人   この部屋   出て行った

信じられない   まだ今も

どうして   なぜなの   待っていたのね

わたしから別れを   言い出すのを

ああ   泣いても遅い   泣いても

 

 

 

甘えたつもりで   別れましょうと

心にない事   言ってしまった

あの人   ほんとに   居なくなる

信じたくない   嘘でしょう

教えて   飽きたの   待っていたのね

わたしから別れを   切り出すのを

ああ   悔やんでいるの   悔やんで

 

 

作詞

いまだに未練を

 

 

「いまだに未練を」

投稿します。

 

 

 

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逢いたいあなたに  もう一度

傷つくだけだと  知りながら

 

逢いたいあなたに  たまらなく

夜毎に思いを  募らせる

 

捨てられ二年が  過ぎたけど

いまだに未練を  持て余す

あゝ誰を抱くの    切なくて

 

 

 

 

 

逢いたいあなたに  淋しくて

叶わぬことだわ  無理なこと

 

逢いたいあなたに  縋りたい

唇噛みしめ  懐かしむ

 

別れて二年は  涙色

心の芯まで  どん底に

あゝひとりぼっちに    耐えるのね

 

 

作詞

夜桜音頭

 

 

「夜桜音頭」

投稿します。

 

 

 

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桜満開   気分爽快

パッとやろうぜ   ゴザで寛ぐ

ビール日本酒   ジンに焼酎

飲めばほろ酔い   気持ちあがるね

日ごろ気になる   あの娘()この娘()

仲間同士だ   なんてったって

絶好調だな   夜桜音頭   ハイハイ!

 

 

 

 

風が花びら   粋に飛ばして

笑い溢れる   花見楽しく

ロック水割り   一気ほどほど

マイク片手に   演歌飛び出す

酔って騒いで   宴もたけなわ

明日は日曜   なんてったって

絶好調だな   夜桜音頭   ハイハイ!

 

 

作詞

あと五分

 

 

「あと五分」

投稿します。

 

 

 

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寒くはないかと  肩にコートを

羽織ってくれる  あなた

やさしくしないで  今日でお別れ

泣かないつもり  わたし

あなたには・・家庭が  わたしには・・孤独が

あと五分  あと五分  そばに居させて

出逢って二年の  月日が  霞んでしまう

さよならね・・・

 

 

 

最後のくちづけ  甘く切ない

指先握る  あなた

心配しないで  これでお別れ

耐えてくつもり  わたし

あなたには・・奥さん  わたしには・・思い出

あと五分  あと五分  じっと見つめて

出逢って別れる  二人は  男と女

愛してた・・・

 

 

作詞

春の宴(うたげ)だねぇ

 

 

「春の宴だねぇ」

投稿します。

 

 

 

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浮いて浮かれて   酒交わし

立ち居振る舞い   粋づくし

男と女   桜酔い

花びら肩に   ひらひらと

あゝ風流だ   色男   あゝ艶やかな   いい女

愛という字が   絡みつく

チャンチキ   どこかで   鳴り響く

春の宴だねぇ

 

 

 

飲めや唄えや   踊ろうか

揺れて候   千鳥足

男と女   桜酔い

やさしく肩に   手をまわす

あゝ姿見も   伊達(だて)男   あゝ婀娜(あだ)っぽい   いい女

愛という字が   肌染める

幸せ  こうして  感じあう

春の宴だねぇ

 

 

作詞

あゝ一晩限りの

 

 

「あゝ一晩限りの」

投稿します。

 

 

 

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帰らないでの  ひと言が

言えぬ女の  意気地なさ

今度いつ逢う それさえも

言わぬ男の  薄情さ

あなた  あなた  ゆうべは  あんなに燃えたのに

あなた  あなた  朝には  素知らぬフリをする

あゝ一晩限りの  男と女

 

 

 

始発電車の  音を聞き

うしろ姿を  見送った

家路急いで  向かうのか

会社このまま  出勤か

あなた  あなた  ゆうべの  激しさ嘘になり

あなた  あなた  朝には  冷たい目を投げた

あゝ一晩限りの  男と女

 

 

作詞

だって、だって愛だもの

 

 

「だって、だって愛だもの」

投稿します。

 

 

 

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飽きることなく  眺めてる

渋い日焼けの  横顔を

あなたなんにも  気づかずに

くわえ煙草に  火をつける

だって、だってキスが欲しいの

そばに居たいの  いつまでも

だって、だって愛だもの

 

 

 

洒落たブルース  聴きながら

遠い目をして  何思う

そんな仕草も  絵になるの

下手に口出し  できないわ

だって、だってキスが欲しいの

ひとりトキメキ  おぼえてる

だって、だって愛だもの