「男運がないね」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・
今度こそはと 願っても
願うそばから また涙
ついてないのね 男運
浮気ばかりの 繰り返し
毎度あたしを ないがしろ
雨がしょぼ降る 夜ん中
どこへ出かける 足早に
あっちこっちと つまみ食い
腹がたつより 呆れるね
こんな男の どこがいい
別れようかと 思うけど
それもできずに 溜め息を
あんた滅法(めっぽう) 男前
浮気ばかりを 懲りもせず
惚れたあたしが 馬鹿すぎる
「暗愚ぶるーす」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・
女の浅はか 愚かさを
晒して生きてる 私です
ろくでなしだと 知りながら
今日も今日とて 尽くしてる
こんな女も いるもんさ
暗愚ぶるーす
誰にもあのひと 渡せない
私のいいひと 宝物
雁字搦(がんじがら)めに 縛りつけ
愛し愛され 蕩けるわ
これが私の 生きがいね
暗愚ぶるーす
心の限りに 惚れたから
一から十まで 意のままに
馬鹿な女は 承知済み
それが悪いか いけないか
生まれながらの 一本気
暗愚ぶるーす
「あたしの幸せ」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
惚れてしまった あんたにさ
みんなやめなと 言うけれど
いいのあたしの 勝手でしょ
甘え上手に 弱いから
ルージュなおして 微笑んで
お酒あんたに ついでいる
胸に抱かれりゃ メロメロに
苦労承知で 尽くしてる
それが悪いか ほっといて
馬鹿な女と わかってる
ここでお眠り ひざ枕
頭撫でては 夢心地
ろくでなしでも 構わない
愛をまるごと 捧げるわ
それが女の 悦びね
「あなたを待つひと」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・
別れをしみじみ 受け止めて
あなたの背中を 見送った
ひとりのこの部屋 寒すぎて
涙の粒さえ 凍りそう
綺麗なひとなの そのひとは
あなたを待ってる そのひとは
未練な心が 募りだす
あなたにも一度 逢えたなら
なんにもいらない 欲しくない
温もり薄れて 震えるわ
移り気したのね そのひとに
あなたを待ってる そのひとに
暮らした月日を 思い出し
あなたの匂いを 探してる
忘れたライター セーターも
あしたは捨てるわ 潔(いさ)ぎよく
愛しているのね そのひとを
あなたを待ってる そのひとを
「女の池袋」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ネオン暮らしの 女には
夢も望みも ありゃしない
嘘と涙の 紙芝居
夜が似合いの 顔になる
女の池袋
恋もするには したけれど
叶うことなど ありゃしない
お酒飲ませる 仕事にも
少し疲れて きたみたい
女の池袋
外はいつしか 雨模様
零時過ぎたわ カンバンね
別に帰って みたとこで
闇があたしを 待つだけさ
女の池袋
「南青山 男と女」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・
暗い酒場の カウンター
甘いお酒を 口にする
もっと飲みなと 勧めては
あなた私の 手を握る
どうするの 私を酔わせて
どうするの いけないひとだわ
南青山 男と女
低く流れる セレナーデ
時も静かに 過ぎていく
頬のほてりを 気にしたら
あなた私に くちづけた
どうするの わたしを酔わせて
どうするの 遊びが上手ね
南青山 男と女
「絵になる男が」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
女心を あなたの色に
染めてください 色も濃く
まぶた切れ長 無精髭(ぶしょうひげ)
みてるだけでも 溜め息が
ああ 惚れた男が ここにいる
グラス傾け バーボンを
絵になるね ほんと 絵になるね
女心に あなたの匂い
つけてください たっぷりと
厚い胸元 焼けた肌
抱かれ上手な 私です
ああ 惚れた男が ここにいる
タバコ薫(くゆら)せ 煙り追う
絵になるね ほんと 絵になるね
「どうして捨てたのさ」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
あんな男は こちらから
御免被(ごめんこうむ)る いらないね
口じゃ強がり 言ったって
頬の涙は 隠せない
ああ どうして捨てたのさ 辛くって
飲んで忘れる つもりでも
酔えば酔うほど 想い出す
あたしやっぱり 女です
別れ涙を 噛みしめる
ああ どうして捨てたのさ 未練です
人もまばらな 裏通り
足を引きずり 歩いてる
縋りつけない もどかしさ
苦い涙に 濡れている
ああ どうして捨てたのさ 悲しくて
「I believe in tomorrow 」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
悲しかったら 泣けばいい
人目気にせず 怖じけずに
夜は尚更 辛くなる
そんな時には 酒を飲み
酔って悩みを 蹴散らしな
I believe in tomorrow
誰も一緒さ 寂しがり
生きているんだ 前を向き
昨日忘れて あす掴め
きっといいこと あるはずさ
自分信じて 夢抱いて
I believe in tomorrow
何があったか 知らないが
笑みを探せば 楽になる
暗い顔して 落ち込むな
ひとつ大きく 息を吸い
ふっとこぼしな 思いきり
I believe in tomorrow
「名前も知らない人だった」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
三日三晩も 抱いたあと
目さえ合わさず 煙草すう
そして溜め息 床に吐き
リンゴ齧って 出て行った
名前も知らない人だった
野獣の匂いを 撒き散らす
哀れさばかりが 群がって
女の心を いたぶるの
枕言葉が 宙をまう
薔薇の印が 肌に咲く
ひとり私は うずくまり
愛の余韻に 疲れてる
名前も知らない人だった
荒くれみたいに 吠えていた
虚しさばかりに 潰されて
女の心が 濡れていく
ホーム