作詞

あなたを待ってたの

 

 

 

「あなたを待ってたの」

投稿します。

 

 

 

 

 

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逢いたかったと言われたい

二年たったわあの日から

あなた仕事で海外へ

やっと今夜は戻るのね

ああ   あなたを待ってたの

 

 

 

成田空港22時

化粧直して吐息吐く

あなたもうすぐ日本なの

思い膨らみ込みあげる

ああ   あなたを待ってたの

 

 

 

胸のさみしさ溶かしてね

今か今かと焦(じ)れている

あなたお疲れさまですと

募る気持ちをぶつけるわ

ああ   あなたを待ってたの

 

 

作詞

止まり木酒場

 

 

 

「止まり木酒場」

投稿します。

 

 

 

 

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夜のはじまり   教えるように

壁の時計が   十九時告げる

外の看板   灯りをつけて   

ルージュなおして   鏡に笑う

ああ   止まり木酒場

 

 

 

八つしかない   スタンド椅子に

寂しがり屋が   肩寄せ座る

愚痴や悩みは   忘れましょうね

せめて飲んでる   この時くらい

ああ   止まり木酒場   

 

 

 

そして有線   演歌が流れ

昔々が   沁みてもくるわ

馴染みばかりの   顔さえゆるむ

夜が更けゆく   終電間近

ああ   止まり木酒場

 

 

作詞

手酌酔い

 

 

 

「手酌酔い」

投稿します。

 

 

 

 

 

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雨の酒場は   客もなく

俺はひとりで   手酌酒

連(つる)む相手も   いないけど

これで結構   幸せさ

演歌流れる   有線の

それを肴に   酒に酔う

 

 

 

雨の酒場に   居座って

ちびりちびりと   熱燗を

思い出すのは   故郷(ふるさと)の

親父おふくろ   達者かな

たまにゃ帰ろか   夏祭り

ガキのあの頃   懐かしむ

 

 

 

雨の酒場も   カンバンか

千鳥足して   帰るかな

今日も一日   ご苦労と

自分自身を   労(ねぎら)うさ

さてと寝るかな   まくら抱き

壁の時計は   一時半

 

 

作詞

やってらんない

 

 

 

「やってらんない」

投稿します。

 

 

 

 

 

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五日続きの   長雨が

胸の芯まで   湿らせる

惚れたあいつに   振られたね

あんたなんかは   嫌いだと

ああ   やってらんない   

情けないほど   塞(ふさ)ぎ込む

 

 

 

曇りガラスに   「さびしい」と

書けばなおさら   泣けてくる

今もあいつの   残り香を

なんで探すか   女々しいぞ

ああ   やってらんない    

馬鹿が似合いの   野郎だぜ

 

 

 

夜はしんしん   更けてゆく

俺の溜め息   深くなる

惚れたあいつは   もういない

他にいいひと   できただと

ああ   やってらんない    

ひとりぼっちは   寒すぎて

 

 

作詞

面目ない

 

 

「面目ない」

投稿します。

 

 

 

 

 

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ほつれ毛   襟足   細い肩

これが最後の   夜になる

こんな俺など   忘れてさ

夢を掴みな   幸せを

ひとりこの部屋   出て行くさ

 

 

 

  指先   泣きぼくろ

心がわりを   責めてくれ

勝手すぎると   思うけど

もっといいヤツ   探しなね

ふたり暮らしを   終わらせる

 

 

 

横顔   胸もと   白い肌

おまえ泣かせる   馬鹿野郎

涙なんかを   流すほど

価値が微塵も   ない俺だ

過ぎた思い出   捨ててくれ

 

 

作詞

女の意地って

 

 

 

「女の意地って」

投稿します。

 

 

 

 

 

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二度と泣かない   泣くもんか

言ったそばから   また涙

弱いものよね   女って

たかが振られた   ぐらいでさ

 

 

 

あんな男と   意地を張る

お酒なんかに   逃げないわ

あとを追っても   無駄なこと

馬鹿の上塗り   したくない

 

 

 

ひとり布団は   寒すぎて

眠れない夜   恨んでる

これが未練ね   情けない

幾つ寝がえり   うつのやら

 

 

作詞

そんなあんたにベタ惚れ

 

 

 

「そんなあんたにベタ惚れ」

投稿します。

 

 

 

 

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頼りない気も   するけれど

放っておけない   ひとなのさ

 

子どもみたいに   夢を追い

無邪気な眼をして   笑ってる

 

そんなあんたに   そんなあんたにベタ惚れ  

あたし   あたしは・・・

 

 

 

 

 

世間知らずで   臆病で

どうにも構って   みたくなる

 

情(じょう)に脆くて   おだやかで   

大きな形(なり)して   照れている

 

そんなあんたに   そんなあんたにベタ惚れ  

あたし   あたしは・・・

 

 

作詞

雪模様

 

 

「雪模様」

投稿します。

 

 

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雪が降る夜(よ)は   寒すぎて

ましてひとりじゃ   凍えそう

あなたこの部屋   あとにして

どこに行ったの   誰を抱く

あたしぬくもり   恋しがる

 

 

あんな男と   強がりを

言ってみたって   すぐ涙

あなたどうして   いるかしら

どこか遠くで   暮らすのね

そうね匂いも   薄れたわ

 

 

窓をのぞけば   一面に

雪の化粧で   埋め尽くす

あなたこの部屋   戻らない

どこのどなたと   一緒やら

忘れられない   未練です

 

作詞

涙のブルース

 

 

 

「涙のブルース」

投稿します。

 

 

 

 

 

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あなたわたしに   背を向けた

足手まといは   ごめんだと

いやと泣いても   知らぬふり

なんで捨てるの   悲しいわ

涙のブルース

 

 

 

あなたひとすじ   尽くしたわ

すべて言いつけ   まもってた

縋ることさえ   できなくて

ひどい仕打ちに   耐えている

涙のブルース

 

 

 

あなただけはと   信じてた

それもいつしか   嘘になる

誰かいいひと   できたのね

未練ばかりが   渦を巻く

涙のブルース

 

 

作詞

ひとり酒して

 

 

 

「ひとり酒して」

投稿します。

 

 

 

 

 

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暗い酒場の   止まり木で

俺はひとりで   酒を飲む

ふっと寂しさ   込みあがり

捨てたあいつを   思い出す

襟足   ほつれ毛   細い指

別れて一年   過ぎたけど

あいつ   あいつは   どうしてる

 

 

 

 

 

確か雨降る   晩だった

俺の勝手で   泣かせたね

詫びてみたって   もう遅い

馬鹿な男と   罵りな

撫で肩   くちびる   白い肌

別れて一年   過ぎたけど

あいつ   あいつが   気にかかる