作詞

×(バツ)

 

 

 

「×(バツ)」

投稿します。

 

 

 

 

 

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朝から雨が  雨が降る

曇ったガラスに  ×(バツ)と書く

 

 

ふたりでいても  いいことないわ

会話もないし  抱かれもしない

でもね  あたしは知ってる  ひとりはつらいって

ひとりになるより  まだマシだから  続けてる

ごめんね  こんな関係

あたしって  いやな女ね

 

 

 

 

 

あんたも怠(だる)い  あたしも狡(ずる)い

喧嘩もしない  夢などみない

でもね  あたしは知ってる  ひとりの寂しさを

ひとりになるのは  寒すぎるから  続けてる

むなしい  こんな関係

あたしって  まずい女ね

 

 

朝から雨が  雨が降る

曇ったガラスに  ×(バツ)と書く

 

 

作詞

あんたの帰りを

 

 

 

「あんたの帰りを」

投稿します。

 

 

 

 

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「あいしてる  だからわかれる。

おれよりいいひとさがせ  さらばだ。」

 

 

 

下手なひらがな  鉛筆で

部屋に残した  置き手紙

あんたふらりと  出て行った

ふざけないでね  どうしたの

 

 

 

なんで黙って  行ったのと

文句言っても  届かない

腹がたつのに  憎めない

何故か無性に  沁みてくる

 

 

 

喧嘩したわね  飽きもせず

いつもゴメンは  あたしから

そんな夜には  ふたりして

角の屋台で  飲んだわね

 

 

 

探すつもりは  ないけれど

鍵は掛けずに  開けてある

あかり消さずに  つけたまま

あたし帰りを  待っている

 

作詞

ちと・・

 

 

 

「ちと・・」

投稿します。

 

 

 

 

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雨の路地裏  いつもの酒場

濡れて泣いてる  縄のれん

連む相手は  欲しがらないが

俺はひとりで  手酌酒

ちと・・辛くなる

 

 

 

 

低く流れる  有線演歌

やけに今夜は  沁みてくる

あいつ元気に  暮らしているか

棄ててきたこと  詫びる酒

ちと・・胸をさす

 

 

 

 

夜も静かに  更けゆく酒場

急にぬくもり  恋しがる

さてと帰るか  も少し飲むか

中途半端な  迷い酒

ちと・・寂しいね

 

 

作詞

あんたのファン

 

 

 

「あんたのファン」

投稿します。

 

 

 

 

 

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お酒を飲むのは  いいけれど

飲まれちゃ駄目だわ  控えめに

 

色気があるのも  たまらない

けれども時には  おさえてね

 

ああ  あんたほんとに  男前

見れば見るほど  熱くなる

あたし  あんたのファン  ファンです

 

 

 

 

 

 

寡黙に飲むのも  絵になるわ

喉もとゴクリと  流してく

 

酔ったら弾(はず)みで  流行り歌

誰もが羨む  渋い声

 

ああ  あんたどこまで  モテるのか

見てるだけでも  よろけそう

あたし  あんたのファン  ファンです

 

 

作詞

ひとり寝できなくて

 

 

 

「ひとり寝できなくて」

投稿します。

 

 

 

 

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枕ぬらして  眠るのが

癖になってる  悲しいわ

あなた恋しと  叫んでも

どうせ届きは  しないわね

ああ  わたしを捨てて  誰と一緒か

悔しくて  虚しくて  戻って来て

ひとり寝できなくて

 

 

 

 

枕抱きしめ  眠っても

何もぬくもり  感じない

あなた恋しと  指を噛む

好きな気持ちが  うねり出す

ああ  わたしを捨てて  誰を抱くのか

寂しくて  切なくて  戻って来て

ひとり寝できなくて

 

 

作詞

惚れて一生

 

 

 

「惚れて一生」

投稿します。   

 

 

 

 

 

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見かけどおりの  偏屈(へんくつ)で

人と馴染むの  好まない

だけどあたしは  ほの字なの

口は重いが  あったかい

そんな男と  歩いてく

それがあたしの  幸せね

気持ち全部で  尽くします  

惚れて  惚れて  惚れて一生

 

 

 

 

 

愚痴や悪口  言いもせず

弱音なんかも  吐かないわ

真(しん)の強さを  秘めている

あたしだけには  わかるもの

そんな男と  ひとつ屋根

なんてあたしは  果報者(かほうもの)

気持ち全部で  尽くします

惚れて  惚れて  惚れて一生

 

 

作詞

冬の宵

 

 

 

「冬の宵」

投稿します。

 

 

 

 

 

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胸に染み込む  寂しさを

酒で流せる  はずはない

知っていながら  ガブ飲みを

しょうがないね  ばかったれ

恋をなくした  冬の宵

 

 

 

背中寒いね  指先も

ひとの温もり  欲しくなる

ぐでんぐでんに  男泣き

意気地なしだ  ばかったれ

辛さ堪(こた)える  冬の宵

 

 

 

酔えばなおさら  増す未練

過ぎた想い出  追いかける

無茶を承知で  一升を

情けないね  ばかったれ

惚れて振られた  冬の宵

 

 

作詞

困ったもんね

 

 

 

「困ったもんね」   

投稿します。

 

 

 

 

 

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いくら好きでも  無理かしら

あなた訳ある  ひとだもの

離婚ばかりを  繰り返し

確か三度も  別れてる

そんな男と  知りながら

女心が  傾くの

そう  困ったもんね

 

 

 

 

 

みんなあげるわ  よかったら

すべて捧げて  悔いはない

浮気大酒  怠け癖

ほんといいとこ  ありゃしない

そんな男に  なぜ惚れた

駄目な男に  弱いだけ

そう  困ったもんね

 

 

作詞

みれん雨

 

 

 

「みれん雨」

投稿します。

 

 

 

 

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あんな男と  愚痴っても

居なくなったら  寂しいね

浮気ばかりに  泣いたのに

今じゃそれさえ  想い出に

逢いたい  逢いたい  逢いたいな

あゝ雨が降ります  みれん雨

 

 

 

あんな男に  惚れていた

甲斐性ないのに  モテるもの

余所見(よそみ)ばかりの  つまみ食い

そしてあたしを  置き去りに

逢いたい  逢いたい  逢いたいな

あゝ雨が降ります  みれん雨

 

 

 

あんな男の  どこがいい

人はとやかく  口にする

情に脆(もろ)くて  お人好し

悪気ないのね  捨てるのも

逢いたい  逢いたい  逢いたいな

あゝ雨が降ります  みれん雨

 

 

作詞

合鍵が

 

 

 

「合鍵が」

投稿します。

 

 

 

 

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ひとりお酒を  飲んでいる

地下の酒場の  カウンター

ぎゅっと握った  合鍵を

じっと眺めて  懐かしむ

馬鹿ね私は  意気地なし

捨ててしまえば  いいのにね

合鍵が  合鍵が  今も  ここに

 

 

 

二度とあの部屋  戻れない

多分いいひと  居るでしょう

持っていたって  合鍵で

ドアを開ければ  罪になる

せめても一度  逢いたくて

捨てることなど  できないわ

合鍵が  合鍵が  今も  ここに