作詞

眠れないままに

 

 

「眠れないままに」

投稿します。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

あなたのいない  この部屋で

なんにもできず  うずくまる

匂いも消えて  しまったわ

ひとりの淋しさ  身に沁みる

あなた  あなた  あなた

誰といるのか  わたしを捨てて

夜が長くて  夜が寒くて

ああ  眠れないままに  眠れないままに

 

 

 

あなたのいない  この部屋は

想い出ばかり  散らかるわ

温もり消えて  虚しさが

ひとりの身体を  いじめるの

あなた  あなた  あなた

何処にいるのか  涙が痛い

夜に震えて  夜に怯えて

ああ  眠れないままに  眠れないままに

 

 

作詞

ひとり・女

 

 

「ひとり・女」

投稿します。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

ひとりぼっちが  身に沁みる

心がわりを  知らされて

泣いてばかりの  女です

あなたを恨んで  いいですか

 

 

 

ひとり今夜も  お酒飲む

未練肴に  しみじみと

何処でどうして  いるのやら

あなたに逢いたい  たまらなく

 

 

 

ひとり鏡で  (べに)を引く

すこし窶(やつ)れた  頬悲し

匂い探せば  恋しくて

あなたを思って  吐息吐く

 

 

 

ひとりさみしく  (とこ)につく

眠れないまま 寝返りを

寒い身体を  暖めて

あなたにも一度  抱かれたい

 

 

作詞

あゝ情愛

 

 

「あゝ情愛」

投稿します。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

わたしの身体は  あなたの色に

上から下まで  見事に染まる

北風小窓を  小さく叩き

背中の寒さに  抱いてとせがむ

あゝ情愛

男と女の  六畳一間

並んだ枕が  卑猥さ誘う

 

 

 

熱燗徳利  注(つ)いでは注がれ

ほろ酔い気分の  真夜中一時

こっちへおいでと  右手を回し

背中に温もり  朝までくれる

あゝ情愛

男と女が  ひとつになれば

疼きもやがては  鎮まりかえる

 

 

作詞

飲ませて、泣かせて

 

 

「飲ませて、泣かせて」

投稿します。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

飲ませて  飲ませて

こんな雨降る  寒い夜()

酔ってあなたを  忘れたい

他の誰かに  移り気と

酷い言葉を  投げたひと

悲しくて  淋しくて  眠れない

飲ませて  飲ませて

こんな雨降る  寒い夜()

 

 

 

泣かせて  泣かせて

ひとりぼっちの  寒い夜()

拗ねてあなたに  縋りたい

何処にいるのか  誰を抱く

別れ言葉が  耳を裂く

切なくて  虚しくて  眠れない

泣かせて  泣かせて

ひとりぼっちの  寒い夜()

 

 

作詞

未練を断ちきる女

 

 

「未練を断ちきる女」

投稿します。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

飛沫(しぶき)も凍てつく  北の海

こんな時化(しけ)にも  空を飛ぶ

海鳥(うみどり)おまえは  強いのね

弱い自分を  叱ります

ああ  負けずにわたしも  叫ぼうか

あなたに  さよなら  さよならと

心がわりを  恨むのは

もう  わたし  やめました

 

 

 

岸壁打ちつけ  荒れる海

寒さ堪えて  空をみる

海鳥おまえは  何処へいく

ひとりぼっちは  寂しいね

ああ  未練を断ち切る  覚悟です

あなたに  さよなら  さよならを

心がわりに  泣くことは

もう  わたし  やめました

 

 

作詞

馬鹿な馬鹿なわたし

 

 

「馬鹿な馬鹿なわたし」

投稿します。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

なんで女を  泣かせるの

気まぐれ 嘘つき  薄情け

ひどい男ね  あのひとは

だからこそ  忘れられない

ああ  捨てられたのに

馬鹿な馬鹿なわたし

あの口づけが  煙草の匂いの  口づけが

苦くて不味いのに  愛おしい  可笑しいね

 

 

 

うしろ姿に  縋っても

冷たく ()けられ  遠ざかる

むごい男ね  あのひとは

それなのに  恨みきれない

ああ  捨てられたのに

馬鹿な馬鹿なわたし

あの指先も  誰かのものなの  指先も

寒くてひとりでは  眠れない  午前二時

 

 

作詞

雨の居酒屋

 

 

「雨の居酒屋」

投稿します。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

雨の居酒屋  お客もいない

あたしひとりの  テーブル席ね

飲んでいるのは  熱燗二本

ちびりちびりと  演歌を聴いて

 

 

酔っていいでしょ  こんなに辛い

涙邪魔して  酔うにも酔えず

見事捨てられ  募るは未練

情けないほど  惚れてたあたし

 

 

きっといいひと  できたのでしょう

嫉妬するのも  (はばか)られるわ

縋りつきたい  も一度抱いて

ぽつり呟き  溜め息つくの

 

 

雨の居酒屋  暖簾を下げた

帰りたくない  冷たい部屋に

あんな男と  強がり言えば

よけい愛しさ  溢れてくるわ

 

 

作詞

重すぎたのね

 

 

「重すぎたのね」

投稿します。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

愛しすぎたら  別れが早い

誰か言ってた  ほんとにそうね

爪の先から  匂いもすべて

ひとつ残らず  欲しいと思う

重すぎたのね  わたし

ごめんなさい  あなた

あゝうしろ姿を  ひとり  見送る羽目に

 

 

 

ほんの些細な  出来事さえも

嫉妬してたわ  見境(みさかい)なしに

過去や昔は  仕方がないと

知っていながら  気にして悩む

重すぎたのね  わたし

ごめんなさい  あなた

あゝ縋りつけずに  泣いて  終わりを知るの

 

 

作詞

愚か・ブルース

 

 

「愚か・ブルース」

投稿します。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

また少し  心を削る  やるせなさ

恋をして  欲しがり過ぎて  飽きられて

そして捨てられ  涙する

馬鹿な女ね  学ばない

夜の深さに  踠(もが)いてる

愚か・ブルース

 

 

 

寝つけずに  心も痩せる  虚しみで

愛に飢え  貪り過ぎて  避けられて

そんなこんなの  繰り返し

馬鹿の見本ね  情けない

夜の長さが  身を責める

愚か・ブルース

 

 

作詞

そんなもんよね、男って

 

 

「そんなもんよね、男って」

投稿します。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

酔った弾みで  口説かれて

肌を重ねた  港宿

あゝあのひとに抱かれ  愛ん中

離さないわと  しがみつく

だけどさぁ  朝になったら  背を向けて

煙草咥えて  出て行った

そんなもん  そんなもんよね、男って

 

 

 

酒が言わせた  戯言(ざれごと)

未練こらえて  あきらめる

あゝあのひとに抱かれ  愛ん中

いとも容易(たやす)  女色

だけどさぁ  朝になったら  他人顔

二度と逢瀬は  ありゃしない

そんなもん  そんなもんよね、男って