あゝ情愛

 

 

「あゝ情愛」

投稿します。

 

 

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わたしの身体は  あなたの色に

上から下まで  見事に染まる

北風小窓を  小さく叩き

背中の寒さに  抱いてとせがむ

あゝ情愛

男と女の  六畳一間

並んだ枕が  卑猥さ誘う

 

 

 

熱燗徳利  注(つ)いでは注がれ

ほろ酔い気分の  真夜中一時

こっちへおいでと  右手を回し

背中に温もり  朝までくれる

あゝ情愛

男と女が  ひとつになれば

疼きもやがては  鎮まりかえる

 

 

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