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TOKYO・CITY

 

 

 

「TOKYO・CITY」

投稿します。

 

 

 

 

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肌のほてりは   ワインのせいじゃないわ
あなたがそばにいるから
何も言わずに   やさしく抱いて欲しい
あなたの強い両手で
窓の向こうは   TOKYO・CITY
流れる   ヘッドライト   綺麗ね
夜はこれから   火をつけましょう
行きずりだけの愛?   それとも恋?
情欲を交わしあう   あなたとわたし
ただ   ひたすらに   男と女

 

喉の渇きは   煙草のせいじゃないわ
あなたの匂い絡まる
指を繋いで   このまま動かないで
あなたの耳を噛むの
窓の向こうは   TOKYO・CITY
高層   そびえるビル   眺めて
夜の誘ない   ムスクの香り
一夜限りの愛?   それとも恋?
情欲を持て余す   あなたとわたし
ただ   それだけの   男と女

 

 

私泣いてもいいかしら

 

 

 

「私泣いてもいいかしら」

投稿します。

 

 

 

 

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お酒のせいには   しないけど
飲むと切なさ   押し寄せる
別れたあの日を   思い出し
あなた恋しと   爪をかむ
私泣いてもいいかしら
やっぱり   やっぱり   泣き上戸

 

 

お酒がいけない   訳じゃなし
飲めば昔を   追っている
十年暮らした   人だもの
心がわりに   泣きをみた
私泣いてもいいかしら
こうして   こうして   泣き上戸

 

 

お酒に今夜も   すがりつき
飲んで酔ったら   眠るだけ
別れの言葉が   渦を巻き
胸に絡んで   離れない
私泣いてもいいかしら
いつもの   いつもの   泣き上戸

 

 

あゝ夜ん中

 

 

 

「あゝ夜ん中」

投稿します。

 

 

 

 

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今も軒先   てるてる坊主
おまえ残して   行ったまま
雨が止んでも   吊るしてあるさ
おまえ今頃   何してる
浮気ばっかり   繰り返してた
俺はとことん   阿呆鳥
帰って来い   許してくれ
膝を抱えて   ぬくもり探す
男泣きする   夜ん中   あゝ夜ん中

 

 

 

風が軒先   がたごと揺らし
心細げに   吹き抜ける
俺にほとほと   愛想をつかし
何も言わずに   出て行った
叶うものなら   やりなおしたい
酒も遊びも   やめるから
帰って来い   許してくれ
冷た過ぎるな   ひとりの布団
男泣きする   夜ん中   あゝ夜ん中

 

浅草トンビ

 

 

 

「浅草トンビ」

投稿します。

 

 

 

 

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あっちふらふら   今夜はどっち
勝手気儘に   生きてる俺さ
酒にゃ強いが   情には脆い
恋はからきし   ご無沙汰続き
ああ   トンビ   トンビ   浅草   トンビ

 

 

 

足の向くまま   赴くままに
背なで風切り   小粋を気取る
木遣り歌でも   唸ってみるか
どうぞよろしく   お見知り置きに
ああ   トンビ   トンビ   浅草   トンビ

 

 

 

たまにゃ参るか   観音様に
願い事なら   山ほどあるさ
みくじ引いたら   大吉でたぞ
そうさ仲見世   浮かれてみるか
ああ   トンビ   トンビ   浅草   トンビ

 

 

真昼の宴

 

 

 

 

「真昼の宴」

投稿します。

 

 

 

 

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喉が渇き過ぎたら   ペリエで癒し
髪をかきあげ   獲物を探す
真昼のアバンチュール   日課になってる
誘うか誘われるか   その時次第
後腐れないのが   ルール & マナー
愛して   愛して   今は   男と女
情熱   熱情   情愛   愛情
情欲   欲情   情激   激情
みんな重ねて   宴の始まり

 

 

 

 

肌の火照り熱いと   シャワーを浴びて
髪のしずくで   獲物を濡らす
真昼のアバンチュール   よくある戯れ
燃えるか沈み込むか   なりゆき任せ
詮索や束縛   タブー & マナー
狂って   狂って   そして   男と女
情色   色情   情恋   恋情
情交   交情   情乱   乱情
みんな束ねて   宴を続ける

 

 

箇条書きの置き手紙

 

 

 

「箇条書きの置き手紙」

投稿します。

 

 

 

 

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ドアを開けたら   あなたはいない
何処へ行ったか   テレビ点けたまま
テーブルの上に   癖字文字
「いい男さがせ」「元気で暮らせ」
箇条書きの   置き手紙
合鍵とチューリップ一輪   一緒に
あなたらしいと   笑ってしまう
怒り通り越し   笑ってしまう
わたし   捨てられたのね   あなたに

 

 

 

夢を追いかけ   暮らした二年
何処へ行ったか   何も言わないで
右上がり気味の   下手な文字
「幸せになりな」「メソメソするな」
箇条書きの   置き手紙
合鍵とチューリップ一輪   一緒に
あなたらしいと   笑ってしまう
何故か泣きながら   笑ってしまう
わたし   捨てられたのね   あなたに

 

 

 

懇ろ ( ねんごろ )

 

 

 

「懇ろ (ねんごろ)」

投稿します。

 

 

 

 

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俺とあいつは   いつの日か
惚れて惚れられ   いい仲に
ひとつ布団に   包まって
愛の戯(ざ)れ言   交わし合う
ああ   懇ろ   懇ろ   夜ん中

 

 

浮気なんぞは   あり得ない
心契った   離れない
仕事帰りの   居酒屋で
差しつ差されつ   酒に酔う
ああ   懇ろ   懇ろ   夜ん中

 

 

俺とあいつの   出逢いには
感謝してるね   よかったと
明日を夢みて   生きていく
そんな暮らしに   花も咲く
ああ   懇ろ   懇ろ   夜ん中

 

 

なんて事なの

 

 

 

「なんて事なの」

投稿します。

 

 

 

 

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水割りグラス   長い指で掴み
目を閉じる   あなた
何を思うの   何を探すの
すり寄って   訊きたいけれど
それさえ憚られ(はばかられ)
邪険にされそうで   こわい
弱気になるの わたし   あなたにはわからない
嫌われたくなくて   怯えてばかり   いつも
ああ   なんて事なの

 

 

 

煙草の煙り   追えばすぐに消えて
目を伏せる   あなた
誰を思うの   誰を探すの
息急いて   聴きたいけれど
それすら躊躇われ
無視でもされそうで   つらい
ドギマギばかり   わたし   あなたには届かない
嫌われたくなくて   震えてばかり   いつも
ああ   なんて事なの

 

 

ふて猫

 

 

 

「ふて猫」

投稿します。

 

 

 

 

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どこで   イチャつきごっこかい
あんた   誰かと懇ろ(ねんごろ)に
あたし   どうにも腹がたつ
ああ   お酒飲んでは   くだ撒いて
酔って暴れて   みたいけど
何故か酔えない   午前二時
毛布に包まり   うたた寝か
膝を抱きしめ   舌打ちを
まるで   ふて猫   ふて腐れ

 

 

 

たかが   浮気と意気がるな
あんた   いい気なもんだわね
あたし   しんそこ情けない
ああ お酒飲んでも 辛くって
お酒飲まなきゃ   なお辛い
窓を濡らして   雨も降る
布団に寝転び   ごろごろと
乳房揉むのが   癖になる
そうさ   ふて猫   ふて腐れ

 

 

合鍵 返せなくて

 

 

 

「合鍵 返せなくて」

投稿します。

 

 

 

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ひとり出て行くわ   この部屋を
何も言わないで   慰めは
他の誰かを   好きになり
別れ切り出す   酷い人
シーツ枕は   捨てて
匂い残さず   いたいから
駅の改札   くぐったら
涙ひとすじ   崩れそう
さようなら   二年の暮らしに
そう   ピリオドうつの

 

 

 

そうね合鍵は   ポケットに
返し忘れてた   わけじゃない
せめて思い出   懐かしむ
ひとつくらいは   許してね
パジャマスリッパ   捨てて
次の彼女に   悪いから
駅の階段   登ったら
未練押し寄せ   倒れそう
さようなら   愛した月日が
そう   遠くに消える