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そしてラストダンス

 

 

 

「そしてラストダンス」

投稿します。

 

 

 

 

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これが最後の   夜になる
ラストダンスで   締めくくり
甘い言葉も   いたわりも
心がわりで   嘘になる
だから言わないで   何も言わないで
思い出達が   邪魔をして
涙で濡らす   この頬を
ミラーボールが   キラキラまわり
まるで   舞踏会   そしてラストダンス

 

 

 

 

これであなたと   逢えないの
ラストダンスを   踊るだけ
熱いぬくもり   くちづけも
次の誰かに   あげなさい
だから弱めてね   その手弱めてね
思い出達が   揶揄(からか)うの
さらりと別れ   泣くなって
サテンドレスに   素肌を包み
今は   舞踏会   そしてラストダンス

 

 

狂乱春夜(きょうらんしゅんや)

 

 

 

「狂乱春夜」

投稿します。

 

 

 

 

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愛しくて   別の身体でいるのが辛い
四六時中   ひとつになりたい   繋がって離れず
愛してる   こんな言葉じゃ足りないくらい
過ぎゆく時   逆流させてね   繋がって離さず
指も   髪も   首すじも   もっと   もっと   感じたい
あなただけ   すべて果てても   輪廻転生
あゝ外は長雨   闇濡らし   降り続く
だからこうして   布団の中で
狂って   喘(あえ)いで   堕ちていく
・・・「激しさに   我が身を忘れ」・・・狂乱春夜

 

 

 

 

肌舐めて   蜜で身体が蕩(とろ)けてしまう
四六時中   貪(むさぼ)り交わり   一瞬も離れず
好きにして   熱く卑猥(ひわい)に壊れるくらい
滴(したた)る汗   くちびる這わせて   一瞬も離さず
耳も   舌も   骨までも   もっと   もっと   欲しがるの
あなただけ   すべて果てても   輪廻転生
あゝ喉の渇きは   宝水   口移し
だからこうして   枕を並べ
乱れて   戦慄(わなな)き   堕ちていく
・・・「行燈の   蝋燭(ろうそく)揺れる」・・・狂乱春夜

 

 

男の隙間風

 

 

 

「男の隙間風」

投稿します。

 

 

 

 

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雨が降るのに   傘もなし
肌を寄せても   愛はなし
たかが人生   わかっちゃいるが
酒を飲んでも   酔えなくて
やけに   虚しい   夜ん中
都会の   端(はし)っこ   寂しがり
胸にヒュルリと   隙間風
ああ   膝を抱えて   くちずさむ
俺に聴かせる   子守唄

 

 

 

時の流れに   押され気味
夢をみるほど   若くない
そうさ世間に   はぐれた野郎
煙草ふかして   溜め息を
やけに   あしたが   こわくなる
しょせんは   根っから   意気地なし
胸をいじめる   隙間風
ああ   枕抱えて   眠ろうか
添い寝相手も   欲しがらず

 

 

もう終わったのね

 

 

 

「もう終わったのね」

投稿します。

 

 

 

 

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愛されたことが   嘘にかわる
嫌われるなんて   虚しすぎる
あかりも点けず   部屋の片隅
溜め息堪え   膝を抱いてる
あんなに優しさくれたのに
誰かの元へと行くなんて
哀しみに   この身体   覆われて動けない
もう終わったのね   わたしたち

 

 

 

愛されたことが   すべて過去に
飽きられたなんて   淋しすぎる
ルージュも褪せて   髪も乱れて
泣くにも疲れ   鏡みつめる
あんなに労(いた)わりくれたのに
冷たい仕打ちを噛みしめる
切なさで   この胸が   傷ついて震えてる
もう終わったのね   わたしたち

 

 

闇夜にひとり寝

 

 

 

「闇夜にひとり寝」

投稿します。

 

 

 

 

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あなたの匂いの   染みついた
枕を抱きしめ   眠るのが
あれから私の   癖になる

 

あなたに逸(そ)らされ   捨てられて
鏡を覗けば   やつれ顔
それでも気持ちは   かわらない

 

寒い寒いわ   背中が寒い
時計の針は   午前二時
想い出隣に   添い寝させ
闇夜にひとり寝   淋しくて

 

 

 

 

 

 

あなたの写真を   眺めては
乳房をまさぐる   やるせなさ
夜毎に私の   癖になる

 

あなたに逸(そ)らされ   捨てられて
口紅引いても   やつれ顔
それでも心は   愛のまま

 

痛い痛いわ   髪まで痛い
夜更けにひとつ   溜め息を
想い出隣に   添い寝させ
闇夜にひとり寝   淋しくて

 

 

わたしでよければ

 

 

 

「わたしでよければ」

投稿します。

 

 

 

 

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わたしでよければ   甘えて
幾つも歳が   違うけど

 

わたしでよければ   誘って
これでも愛は   あるつもり

 

あなたの強がり   可愛くて
なんでも許して   しまいそう
ねえ   お酒飲みましょう   角の居酒屋
酔ってはしゃいで   恋仲に

 

 

 

 

 

わたしでよければ   凭れて
今夜はずっと   離さずに

 

わたしでよければ   奪って
男の気持ち   晒してね

 

あなたが肩ひじ   張るたびに
若さが弾けて   まぶしいの
ねえ   何処へ行きますか   夜はこれから
抱いてキスして   恋仲に

 

 

あゝ女の性(さが)

 

 

 

 

「あゝ女の性(さが)」

投稿します。

 

 

 

 

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恨みつらみは   あるけれど
身体抱かれりゃ   無しになる
弱いものよね   女って
肌が疼けば   眠れない
あゝ   女の性(さが)を   持て余す

 

 

 

奥歯噛んでは   言い聞かす
しょせん男は   浮気者
尽くすことさえ   癖になり
頭撫でてる   膝枕
あゝ   女の性(さが)と   苦笑い

 

 

 

百に一つの   やさしさが
忘れられずに   縋り付く
バカねバカバカ   わたしって
悪い男に   なぜ惚れる
あゝ   女の性(さが)は   哀れだね

 

 

That’s enough ー もういいの ー

 

 

 

「That’s enough ー もういいの ー」

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雨の中   合鍵を返しに来た   あなた
濡れた肩   躊躇いの色さえない   あなた
あがって   いつものように
淹れるわ   珈琲くらい
そう   薄々感じていたの   別れは近いって
わたしだって   馬鹿じゃない
That’s enough
くちづけは   欲しがらない
あなたの唇は   もう   誰かのものなのね

 

 

 

 

 

テーブルに   合鍵を残していく   あなた
ひと言も   喋らずに笑みさえない   あなた
朧げ   最後の場面
終わるの   追ったりしない
そう   覚悟はできてたみたい   別れは近いって
わたしだって   意地がある
That’s enough
こんな時   泣くのはいや
あなたの冷たさを   いま   心に刻むだけ

 

 

刹那の関係

 

 

 

「刹那の関係」

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ここは地下の倶楽部「A to Z」
出逢いのところ
それも刹那だけの関係
眼を絡ませ   ドンペリで乾杯
サテンのドレスを纏う   女を抱きしめる

 

今だけ   Love you   刹那に   Love me
深追いしないのが   マナーさ

 

 

 

 

ここは地下の倶楽部「A to Z」
出逢いのところ
それも刹那だけの関係
指絡ませ   甘い息交わそう
トワレの香りで誘う   女を抱きしめる

 

今だけ   Love you   刹那に   Love me
酔いさえ持て余す   タブーに

 

 

惚れたひとだもの

 

 

 

「惚れたひとだもの」

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あんな男と   うしろ指
いいの口出し   しないでね
日がな一日   酒びたり
酔って候(そうろう)   それも良し
ああ   惚れたあたしは   おばかさん
笑う世間に   背を向ける

 

 

 

よせばいいのに   無理をして
金の工面に   走ってる
甘えすぎだと   わかっても
強請(ねだ)るあんたに   弱いもの
ああ   駄目な男と   思っても
寝顔みてると   許してる

 

 

 

捨ててしまえる   ものならば
こんな苦労は   しないはず
腐れ縁だと   諦めて
あたし一生   尽くすのさ
ああ   ひとついいとこ   気がついた
情(じょう)の深さにゃ   絆(ほだ)される