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手酌酔い

 

 

 

「手酌酔い」

投稿します。

 

 

 

 

 

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雨の酒場は   客もなく

俺はひとりで   手酌酒

連(つる)む相手も   いないけど

これで結構   幸せさ

演歌流れる   有線の

それを肴に   酒に酔う

 

 

 

雨の酒場に   居座って

ちびりちびりと   熱燗を

思い出すのは   故郷(ふるさと)の

親父おふくろ   達者かな

たまにゃ帰ろか   夏祭り

ガキのあの頃   懐かしむ

 

 

 

雨の酒場も   カンバンか

千鳥足して   帰るかな

今日も一日   ご苦労と

自分自身を   労(ねぎら)うさ

さてと寝るかな   まくら抱き

壁の時計は   一時半

 

 

やってらんない

 

 

 

「やってらんない」

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五日続きの   長雨が

胸の芯まで   湿らせる

惚れたあいつに   振られたね

あんたなんかは   嫌いだと

ああ   やってらんない   

情けないほど   塞(ふさ)ぎ込む

 

 

 

曇りガラスに   「さびしい」と

書けばなおさら   泣けてくる

今もあいつの   残り香を

なんで探すか   女々しいぞ

ああ   やってらんない    

馬鹿が似合いの   野郎だぜ

 

 

 

夜はしんしん   更けてゆく

俺の溜め息   深くなる

惚れたあいつは   もういない

他にいいひと   できただと

ああ   やってらんない    

ひとりぼっちは   寒すぎて

 

 

面目ない

 

 

「面目ない」

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ほつれ毛   襟足   細い肩

これが最後の   夜になる

こんな俺など   忘れてさ

夢を掴みな   幸せを

ひとりこの部屋   出て行くさ

 

 

 

  指先   泣きぼくろ

心がわりを   責めてくれ

勝手すぎると   思うけど

もっといいヤツ   探しなね

ふたり暮らしを   終わらせる

 

 

 

横顔   胸もと   白い肌

おまえ泣かせる   馬鹿野郎

涙なんかを   流すほど

価値が微塵も   ない俺だ

過ぎた思い出   捨ててくれ

 

 

女の意地って

 

 

 

「女の意地って」

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二度と泣かない   泣くもんか

言ったそばから   また涙

弱いものよね   女って

たかが振られた   ぐらいでさ

 

 

 

あんな男と   意地を張る

お酒なんかに   逃げないわ

あとを追っても   無駄なこと

馬鹿の上塗り   したくない

 

 

 

ひとり布団は   寒すぎて

眠れない夜   恨んでる

これが未練ね   情けない

幾つ寝がえり   うつのやら

 

 

そんなあんたにベタ惚れ

 

 

 

「そんなあんたにベタ惚れ」

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頼りない気も   するけれど

放っておけない   ひとなのさ

 

子どもみたいに   夢を追い

無邪気な眼をして   笑ってる

 

そんなあんたに   そんなあんたにベタ惚れ  

あたし   あたしは・・・

 

 

 

 

 

世間知らずで   臆病で

どうにも構って   みたくなる

 

情(じょう)に脆くて   おだやかで   

大きな形(なり)して   照れている

 

そんなあんたに   そんなあんたにベタ惚れ  

あたし   あたしは・・・

 

 

雪模様

 

 

「雪模様」

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雪が降る夜(よ)は   寒すぎて

ましてひとりじゃ   凍えそう

あなたこの部屋   あとにして

どこに行ったの   誰を抱く

あたしぬくもり   恋しがる

 

 

あんな男と   強がりを

言ってみたって   すぐ涙

あなたどうして   いるかしら

どこか遠くで   暮らすのね

そうね匂いも   薄れたわ

 

 

窓をのぞけば   一面に

雪の化粧で   埋め尽くす

あなたこの部屋   戻らない

どこのどなたと   一緒やら

忘れられない   未練です

 

涙のブルース

 

 

 

「涙のブルース」

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あなたわたしに   背を向けた

足手まといは   ごめんだと

いやと泣いても   知らぬふり

なんで捨てるの   悲しいわ

涙のブルース

 

 

 

あなたひとすじ   尽くしたわ

すべて言いつけ   まもってた

縋ることさえ   できなくて

ひどい仕打ちに   耐えている

涙のブルース

 

 

 

あなただけはと   信じてた

それもいつしか   嘘になる

誰かいいひと   できたのね

未練ばかりが   渦を巻く

涙のブルース

 

 

ひとり酒して

 

 

 

「ひとり酒して」

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暗い酒場の   止まり木で

俺はひとりで   酒を飲む

ふっと寂しさ   込みあがり

捨てたあいつを   思い出す

襟足   ほつれ毛   細い指

別れて一年   過ぎたけど

あいつ   あいつは   どうしてる

 

 

 

 

 

確か雨降る   晩だった

俺の勝手で   泣かせたね

詫びてみたって   もう遅い

馬鹿な男と   罵りな

撫で肩   くちびる   白い肌

別れて一年   過ぎたけど

あいつ   あいつが   気にかかる   

 

 

男運がないね

 

 

 

「男運がないね」

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今度こそはと   願っても

願うそばから   また涙

ついてないのね   男運

浮気ばかりの   繰り返し

毎度あたしを   ないがしろ

 

 

 

雨がしょぼ降る   夜ん中

どこへ出かける   足早に

あっちこっちと   つまみ食い

腹がたつより   呆れるね

こんな男の   どこがいい

 

 

 

別れようかと   思うけど

それもできずに   溜め息を

あんた滅法(めっぽう)   男前

浮気ばかりを   懲りもせず

惚れたあたしが   馬鹿すぎる

 

 

暗愚(あんぐ)ぶるーす

 

 

 

「暗愚ぶるーす」

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女の浅はか   愚かさを

晒して生きてる   私です

ろくでなしだと   知りながら

今日も今日とて   尽くしてる

こんな女も   いるもんさ

暗愚ぶるーす

 

 

 

誰にもあのひと   渡せない

私のいいひと   宝物

雁字搦(がんじがら)めに   縛りつけ

愛し愛され   蕩けるわ

これが私の   生きがいね

暗愚ぶるーす

 

 

 

心の限りに   惚れたから

一から十まで   意のままに

馬鹿な女は   承知済み

それが悪いか   いけないか

生まれながらの   一本気

暗愚ぶるーす