Author Archives: gen

酒唄だ

 

 

「酒唄だ」

投稿します。

 

 

 

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ここでじっくり   飲むのもいいが

あっちこっちと   酒場を周る

別に色ごと   探しちゃいない

酒と肴で   酔えればいいさ

おっと   おっとと   酔えればいいさ

 

 

 

いつか時計も   明日にかわる

ハシゴするほど   酒場を愛す

浮いた話は   さらさらないが

これで結構   満足してる

おっと   おっとと   満足してる

 

 

 

誰に遠慮を   するのも御免

粋を気取って   酒場で遊ぶ

惚れた腫れたは   俺には無用

風の吹くまま   気ままなもんさ

おっと   おっとと   気ままなもんさ

 

 

悲しいものだわ恋なんて

 

 

「悲しいものだわ恋なんて」

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あなたの匂いが  染み込んだ

うなじが乳房が  泣いてます

あゝ移り気された  わたしには

今夜の氷雨は  寒すぎる

悲しいものだわ恋なんて

 

 

 

手酌でお酒を  飲む夜更け

酔えない酔いたい  縋りたい

あゝ移り気耐える  わたしには

忘れる術(すべ)さえ  わからない

悲しいものだわ恋なんて

 

 

 

あなたが残した  吸い殻を

摘んで唇  押しあてる

あゝ移り気なんて  わたしには

考えられない  裏切りね

悲しいものだわ恋なんて

 

 

俺の忘れ物

 

 

「俺の忘れ物」

投稿します。

 

 

 

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こんな雨降る  寒い夜()

少し温もり  欲しくなる

あいつどうして  いるのやら

捨ててきたこと  悔やんでる

あゝ忘れ物  俺の忘れ物

優しい言葉  それさえも

かけることなど  なかったな

 

 

 

愚痴のひとつも  こぼさずに

尽くし続けて  くれたよね

あいついい人  みつけたか

うんと幸せ  掴みなよ

あゝ忘れ物  俺の忘れ物

労わり言葉  ひとことも

かけることなど  なかったな

 

 

キスをして!

 

 

「キスをして!」

投稿します。

 

 

 

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夕暮れ時に  手を繋ぎ

商店街を  歩いてる

誰もがみんな  急ぎ足

買い物かごを  ぶらさげて

ねえ  ここでキスをしましょうか

きっと周りが  驚くわ

だから  あなた  照れないで

そっとわたしに  キスをして!

 

 

 

花屋に並ぶ  チューリップ

お部屋に飾る  買いましょう

黄色と赤で  いいかしら

花瓶は確か  棚の上

ねえ  ここてキスをしましょうか

変なやつだと  言わないで

いいの  あなた  勇気出し

そっとわたしに  キスをして!

 

 

Loveが止まらない

 

 

「Loveが止まらない」

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あなたに逢いたくて  そしてトキメキ  伝えたい

あなたに逢いたくて  24時間  首ったけ

愛なのね  これが  切なさを知ったわ

愛なのね  きっと  泣きそうになるから

笑われたって  かまわない

あなたのことで  イッパイに

わたし  もう  Love  Loveが止まらない

 

 

 

あなたに逢いたくて  そして口づけ  欲しがるの

あなたに逢いたくて  絶えずこの胸  騒ぎだす

愛なのね  これが  優しさを覚える

愛なのね  きっと  甘えてもみたいわ

笑われたって  かまわない

あなたがすべて  いいでしょう

わたし  もう  Love  Loveが止まらない

 

 

あんた、あんたってさ

 

 

「あんた、あんたってさ」

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毎度昼酒   癖になり

お酒一升   カラにする

 

酔ってうたた寝   目がさめりゃ

夜をさまよう   色遊び

 

あゝ手当たり次第に   お相手探し

来るもの拒まず   去る者追わず

見境ないのが   どうにも哀れ

あんた、あんたってさ

 

 

 

 

 

財布開いて   お金足()

いいのいいはず   貢ぐのは

 

ろくでなしだと   思うのに

別れ微塵も   おぼえない

 

あゝ手当たり次第に   唾つけまわる

来るもの拒まず   去る者追わず

誰でもいいのか    あまりに哀れ

あんた、あんたってさ

 

 

好きよ・・今でも

 

 

「好きよ・・今でも」

投稿します。

 

 

 

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窓を濡らして  雨が降る

誰も居ないわ  この部屋に

ひとりワインを  口にして

あなた思って  涙ぐむ

飽きられたのね  捨てられたのね

心がわりを  うらんでも

うらみきれずに  名前呼ぶ

ああ  好きよ・・今でも

 

 

 

夜の長さが  辛すぎる

壁の時計は  午前2

薄荷煙草に  火をつけて

あなた真似して  煙り吐く

疎まれたのね  捨てられたのね

心がわりに  耐えるだけ

抱いてください  もう一度

ああ  好きよ・・今でも

 

 

お粗末なお話

 

 

「お粗末なお話」

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惚れているんだ  おまえのことを

寝ても覚めても  おまえが愛し

そんな言葉を  まことに受けて

すぐにいい仲  男と女

あゝお粗末  お粗末なお話

 

 

 

差しつ差されつ  あんたとあたし

酔えば優しさ  何処かへ消えて

自分勝手に  振る舞うばかり

まるで出鱈目  いい気なもんね

あゝお粗末  お粗末なお話

 

 

 

ほんの束の間  抱かれて燃えて

他の誰かへ  移り気なのか

信じられない  裏切り者ね

馬鹿な自分に  呆れてしまう

あゝお粗末  お粗末なお話

 

 

だからさよなら

 

 

「だからさよなら」

投稿します。

 

 

 

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甘い言葉を  強請ったわ

燃える口づけ  夢をみた

あなたが好きで  好きで  堪らないから

でもね  わたしに  まるで関心ないみたい

あなたの心に  住んでいる

きれいな誰かを  羨むの

だからさよなら  付き合って欲しかったけど

泣かないで  あきらめ  探すのね

 

 

 

胸のときめき   ぶつけたわ

用もないのに   電話した

あなたの虜     夢中だったわ

でもね  わたしは  まるでタイプじゃないみたい

思いはどうにも  叶わない

やさしい誰かの  匂いする

だからさよなら  付き合って欲しかったけど

泣かないで  口紅  拭きとるわ

 

 

ひとりもん・ぶるーす

 

 

「ひとりもん・ぶるーす」

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誰もが恋して   結ばれる

幸せ掴んで   いい調子

俺にはどうにも   縁がない

誰もが避けるか   知らぬふり

 

 

半端な生き方   しょうがねえ

子どもの頃から   つまはじき

仕事は怠けず   続けても

認めてもらえる   こともなし

 

 

ふるさと遠くに   なりにけり

父さん母さん   達者かい

ご無沙汰続きの   親不孝

会いたさ募らす   夜ん中

 

 

ハナから趣味など   持ってない

聞かれりゃ酒だと   応えるさ

酔いどれ男の   ひとりもん

ぬくもり欲しけりゃ   膝を抱く

 

 

東京下町   根津あたり

かれこれ居ついて   幾年(いくとし)

気がつきゃ五十路を   過ぎていた

鏡を覗いて   苦笑い