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やっぱ腐れ縁

 

 

 

「やっぱ腐れ縁」

投稿します。

 

 

 

 

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こんな女に   したのはあんた
俺のせいだと   冗談言うな
酒と煙草と   夜更かし覚え
その日暮らしに   どっぷり浸かる
ああ   俺が悪けりゃ   おまえも悪い
似た者同士の   馴れあい   さすりあい
眠くなったら   添い寝で夢を
やっぱ腐れ縁   よいしょ   腐れ縁

 

 

 

 

抱いて唇   塞いでみたら
いとも容易く   今夜は靡(なび)く
見栄もなければ   意気地もなくて
世間はみ出し   なんとか生きる
ああ   俺が阿呆なら   おまえも阿呆だ
似た者同士が   繋いで   舐める傷
辛くなったら   空見て笑え
やっぱ腐れ縁   ほんと   腐れ縁

 

 

享楽

 

 

 

「享楽」

投稿します。

 

 

 

 

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指先這わせて   柔肌さぐる
愛しているから   欲っする夜更け
吐息と溜め息   寝床にこぼす
もっと   もっと   キリがないほどに
窓には満月   神無月
情欲仄かに   照らすのか
嗚呼   地球の片隅   幾つの人が
交わりあうのか   乱舞して

 

 

 

飽きずに愛撫で   髪まで溶かす
愛され続けて   求める夜更け
感情激情   寝床におちる
ずっと   ずっと   身体まるごとに
床の間行燈   朧(おぼろ)げに
情欲ひそかに   映すのか
嗚呼   地球の片隅   情人達が
今宵も享楽   繰り返す

 

 

あゝ女の

 

 

 

「あゝ女の」

投稿します。

 

 

 

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日がな一日   お気楽で
笑顔自慢と   人は言う
だけどほんとは   淋しがり
ひとり布団で   泣いている
あゝ女の   溜め息重く

 

 

 

こんな都会の   片隅で
酒場勤めも   楽じゃない
どうぞ歌って   聴かせてね
やけに身に沁む   流行り歌
あゝ女の   目尻の小皺(こじわ)

 

 

 

外に氷雨が   降り続く
心寒いと   くしゃみする
すがる相手も   いないけど
たまにゃ添い寝も   欲しくなる
あゝ女の   吐く息つらい

 

 

俺つかえねぇ

 

 

 

「俺つかえねぇ」

投稿します。

 

 

 

 

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軒の雨音   聞きながら
ひとりしみじみ   酒を呑む
今年幾つに   なったやら
歳も忘れた   昨日今日
ああ   俺つかえねぇ

 

 

 

惚れた女も   いたけれど
恋になるまえ   諦める
たまにゃ戯けて   みたとこで
らしくないさと   苦笑い
ああ   俺つかえねぇ

 

 

 

生まれながらの   不器用が
いっそ世間を  狭くする
半端もんだと   自嘲する
野暮な男が   ここにいる
ああ   俺つかえねぇ

 

 

 

冷めているんじゃ   ないけれど
熱くなるほど   若くない
趣味もなければ   友もなし
布団かぶって   夜ん中
ああ   俺つかえねぇ

 

 

あなたを独り占め

 

 

 

「あなたを独り占め」

投稿します。

 

 

 

 

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お酒飲むのも   添い寝するのも
一緒   いつでも   まっしぐら
もしもあなたを   誰かに   とられたならば
奪いかえすわ  渡せないもの
こんな女を   愛してね   そばに置いてね
あなたを独り占め   独り占めするの

 

 

 

二十四時間   肌を寄せ合い
一緒   このまま   尽きるまで
もしもあなたが   何処かへ   逃げたりしても
追って縋って   雁字搦め(がんじがらめ)に
こんな女を   愛してね   離れられない
あなたを独り占め   独り占めするの

 

恋一夜

 

 

「恋一夜」

投稿します。

 

 

 

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どうせこの世は   男と女
好きと嫌いの   色模様
肌をあわせて   布団の中へ
いつか蠢めく   夜になる
ああ   これぞ極楽   吐息を漏らし
爪を背中に   幾筋たてる
部屋の行燈   淡く揺れ
身体乱れる   恋一夜

 

 

疼き晒せば   男と女
秘めた情欲   伽羅(きゃら)香る
指を絡めて   ひとつになれば
いつかふたりで   愛に酔う
ああ   夢か現か   溜め息こぼし
噛んでみようか   首元きつく
窓の三日月   朧(おぼろ)げに
身体惑わす   恋一夜

 

 

あれから私

 

 

 

「あれから私」

投稿します。

 

 

 

 

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悲しい歌が   聴こえます
淋しさ乗せて   この耳に
あれから私   夜泣き鳥
別れて三月(みつき)   飽きもせず
いつしか目もと   泣きぼくろ
抱いて欲しいの   あなたの心が   離れても
私は・・・

 

 

 

 

侘しい雨が   降ってます
切なさ連れて   この胸に
あれから私   夜泣き鳥
別れて三月(みつき)   ひとりきり
ホロホロホロと   窓見つめ
抱いて欲しいと   あなたの名前を   呟くの
私は・・・

 

 

あなたのお部屋で

 

 

 

「あなたのお部屋で」

投稿します。

 

 

 

 

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ガラスのテーブル   紺の絨毯
窓には鉢植え   ペパーミントが
イタリア雑誌が   ラックあふれて
壁にはモノクロ   ヌードポスター
そう   ここは   1K(ワンケイ)   男の部屋
ソファーに凭れて   微睡むふたり
昼からシャンパン   喉を潤す
心地いい   シアワセ   100%
あなたのお部屋で

 

 

 

 

 

流れるボサノバ   薔薇が一輪
シングルベッドの   カバーブラウン
コロンの匂いが   部屋に染みつき
ラグビーボールが   床に転がる
そう   ここは   白金   男の部屋
あなたに凭れて   甘えているの
煙草をくゆらす   顔が素敵ね
心地いい   シアワセ   100%
あなたのお部屋で

 

 

あゝ淋しいね切ないね

 

 

 

「あゝ淋しいね切ないね」

投稿します。

 

 

 

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あんた   ひとり手酌は   淋しいね
徳利三本   カラになる
あんた   糸を引くよな   五月雨は
窓も心も   濡らすのか
別れて一年   経ったけど
忘れられない   ことばかり
帰っておくれ   今すぐに
あんたを待ってる  夜ん中

 

 

あんた   ひとり枕は   切ないね
添い寝するのは   涙だけ
あんた   話し相手も   ないままに
痩せた小指を   噛んでみる
別れて一年   経ったけど
思い益々   深くなる
帰っておくれ   この部屋に
あんたに抱かれる   夢をみる

 

 

月の綺麗な夏の宵

 

 

「月の綺麗な夏の宵」

投稿します。

 

 

 

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遠い目をして   どこをみる
煙草燻らす   男前
惚れているのに   気づかない
そんなあなたが   憎らしい
こんなに好きなのに
夜風涼しい   川端で
この手繋いで   欲しいのに
私ひとりが   片思い
月の綺麗な夏の宵

 

 

 

お酒飲んでる   横顔に
色気漂う   男前
じっとみつめて   溜め息を
こぼす私の   片思い
こんなに好きなのに
酒場(みせ)の暖簾が   揺れるよに
酔って甘えて   みたいけど
所詮あなたに   脈がない
月の綺麗な夏の宵