Author Archives: gen

男が欲しい

 

 

 

「男が欲しい」

投稿します。

 

 

 

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頬の涙は   乾いても
濡れたままなの   胸の内
惚れた男に   嫌われて
ポイと放(ほか)され   泣いている
女って   どうすりゃいいのさ   女って
弱いから   愚図だから   馬鹿だから
男が欲しい  やさしい男が

 

 

いくら強がり   言ったって
夜の長さが   つらすぎる
惚れた男に   逃げられて
部屋に置き去り   泣くばかり
女って   どうにも厄介(やっかい)   女って
淋しくて   切なくて   悲しくて
男が欲しい   情(じょう)ある男が

 

幸せ探しの女

 

 

 

「幸せ探しの女」

投稿します。

 

 

 

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また騙されちゃった   学ばないわね
「愛してる」「誰よりいちばん」
甘い言葉に   ほだされて
すぐに身体を   開く癖
そして朝には   もう他人
それでも希(のぞみ)が   欲しいから
すぐに誰かに   すぐに誰かに   縋りつく

 

 

もう恋などしない   それは無理だわ
「離さない」「一緒に暮らそう」
そんな言葉に   弱いから
嘘を承知で   抱かれてる
そして朝には   もう他人
どうにも掴めぬ   男運
夜はなおさら   夜はなおさら   つらくなる

 

あの日には戻れない

 

 

 

「あの日には戻れない」

投稿します。

 

 

 

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もう、幸せだった   あの日には戻れない

 

 

西陽のあたる   狭い部屋
卓袱台(ちゃぶだい)ひとつ   扇風機
寄り添うように   笑ってた
ああ   なんにも怖くは   なかったわ
若さがふたりを   輝かせ
明日を信じて   生きてたわ

 

 

夕餉(ゆうげ)の食事   メンチカツ
肉屋で揚げて   売っていた
ふたりで分けて   食べたわね
ああ   ひもじさ少しは   あったけど
それでも楽しさ   感じてた
あなたが浮気を   するまでは

 

 

一年ばかり   続いたわ
夢だけいつも   追っていた
いつしか胸に   隙間風
ああ   小さな喧嘩を   繰り返し
微笑みさえもが   疲れたの
あまりに幼い   暮らしにも

 

 

もう、幸せだった   あの日には戻れない

 

 

俺とお前で

 

 

 

「俺とお前で」

投稿します。

 

 

 

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肌の白さに   うなじの細さ
髪は丸めて   はにかむ仕草
そんなお前が   愛しくなるね
男もひとり   女もひとり
俺とお前で   俺とお前で
愛を連(つる)んで   みようじゃないか

 

 

酒を交わそう   肴はいらぬ
窓に浮かんだ   三日月綺麗
酔って候   眼もとが染まる
男もひとり   女もひとり
俺とお前で   俺とお前で
肌を寄せれば   ぬくもりここに

 

 

過去は捨てても   明日はあるさ
泣くも笑うも   生きかた次第
こんな俺だが   よろしく頼む
男もひとり   女もひとり
俺とお前で   俺とお前で
夢を咲かせて   みようじゃないか

 

あゝ未練

 

 

 

「あゝ未練」

投稿します。

 

 

 

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恋をなくした   女には
夜の長さが   辛すぎる
煙草くわえて   火をつけりゃ
煙りまでもが   逃げていく
あゝ 淋しい   淋しい   人恋し
寒さ堪(こら)えて   朝を待つ
あんたのぬくもり   欲しくなる

 

 

次の男を   探しなと
誰も言うけど   ほっといて
ひとり飲んでる   苦い酒
未練肴に   酔うだけさ
あゝ 切ない   切ない   人恋し
膝を抱(かか)えて   朝を待つ
あんたに抱かれて   眠りたい

 

放(ほか)されても

 

 

 

「放されても」

投稿します。

 

 

 

 

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寒い   寒い   背中が寒い
寂しさばかりが   わたしを襲(おそ)う
溢れる想いが   わたしを乱す
あゝ 冷たい雨降る   こんな夜(よ)は
残り香探して   手探りを
逢って抱かれて   眠りたい
あたし   放されても   放されても
未練な女

 

 

 

痛い   痛い   心が痛い
哀しみばかりが   わたしを覆(おお)う
凍てつく時間が   わたしを乱す
あゝ 冷たい雨降る   長い夜(よ)は
別れたあなたが   恋しくて
馬鹿ね飽きられ   泣いたのに
あたし   放されても   放されても
懲りない女

 

おんなの溜め息

 

 

 

「おんなの溜め息」

投稿します。

 

 

 

 

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男漁(あさ)って   遊ぶほど
若くないのね   疲れたわ
あたし明日が   誕生日
祝う歳でも   ないけれど
ああ   おんなの   おんなの溜め息

 

 

 

お酒呑むのも   いいけれど
酔ったあとには   泣き上戸
ふっと優しさ   欲しくなり
遠い目をして   なに思う
ああ   おんなの   おんなの溜め息

 

 

 

故郷(くに)を出てから   幾年が
こんなおんなに   なりました
戻る実家も   ありゃしない
生まれながらの   みそっかす
ああ   おんなの   おんなの溜め息

 

 

 

夢を追っても   掴めない
無駄な生き方   情けない
ウブはとっくに   捨てたけど
夜に笑われ   落ち込むわ
ああ   おんなの   おんなの溜め息

 

 

これが未練

 

 

 

「これが未練」

投稿します。

 

 

 

 

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ああ   酔わせて   泣かせて   思いきり
ああ   辛くて   寒くて   眠れない
女心を   ズタズタにした   あなた
ひどい人   悪い人   誰を抱くのか   今夜は
捨てられても   嫌われても
好き   まだ好き   あなたが
これが未練   未練でしょうか

 

 

ああ   夜更けて   溜め息   やるせなさ
ああ   心が   震えて   爪を噛む
女心を   弄(もてあそ)ぶだけ   あなた
ずるい人   罪な人   誰と添い寝を   今夜は
うとまれても   飽きられても
好き   まだ好き   あなたが
これが未練   未練でしょうか

 

愛終(あいしゅう)ブルース

 

 

 

「愛終ブルース」

投稿します。

 

 

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部屋の片隅   うずくまり
愛の終わりを   噛みしめる
窓の外には   雨が降り
心じんわり   濡らすのね
ああ   私を置き去りに   あなた
どこの女と一緒か   妬(や)けてくる
ひとりぼっちに   怯(おび)えてる
愛終ブルース

 

 

部屋のあかりも   つけないで
愛の残り香   懐かしむ
夜が静かに   溶け込んで
心いじめて   泣かすのね
ああ   私を置き去りに   あなた
どこの女と眠るの   切なくて
ひとりぼっちが   身にしみる
愛終ブルース

 

待ちわびても

 

 

 

「待ちわびても」

投稿します。

 

 

 

 

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港の見える   暗めの酒場
私は今夜   あなたを待つの
そう   煙草ふかせば   煙りが沁みる
あなたはまだ来ない
ブルースが流れてる

 

 

 

港の灯り   漂う酒場
私はひとり   あなたを待つの
そう   冷えたシャンパン   グラスに汗が
あなたはいつ来るの
ブルースを聴きながら

 

 

 

港に小雨   濡れてる酒場
私はずっと   あなたを待つの
そう   ひとつ溜め息   窓辺に漏らす
あなたはもう来ない
ブルースも終わったわ