Monthly Archives: 12月 2015

作詞

嘘だと言って

 

 

「嘘だと言って」

投稿します。

 

 

 

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紅をひこうと   鏡に向かう
指が震えて   乱れてしまう
ふっと溜め息   鏡に吐けば
やつれた顔の   女が映る
あなた   何処にいるのか   誰といるのか
あんなに愛してくれたのに
心がわりを知るなんて   嘘   嘘ね
嘘だと言って   あなた

 

 

寝付けないから   お酒に縋る
喉の渇きを   癒してほしい
そっと握った   お酒のちょこに
未練が垂れた   女の涙
あなた   出来るものなら   此処へ帰って
捨てられ置き去り辛すぎる
心がわりに泣くなんて   嘘   嘘ね
嘘だと言って   あなた

 

 

作詞

あなたの胸には帰れない

 

 

 

「あなたの胸には帰れない」

投稿します。

 

 

 

 

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また今夜も   泣きながら
あなたの面影   追っている
灰皿に残る   煙草の吸殻
捨てられなくて   摘まんで蒸す
好き   あなたが   あなたが   好き
やさしさばかりを   思い出しては
振られたことも   忘れてしまう
ああ   あなたの胸には帰れない

 

 

 

また今夜も   吐息吐き
あなたのかわりに   枕抱く
ほのかに残る   コロンの香りを
嗅いでは肌を   火照らせ噎ぶ
好き   今でも   今でも   好き
いいことばかりを   手繰り寄せては
振られたことも   許してしまう
ああ   あなたの胸には帰れない

 

 

作詞

哀酒場

 

 

 

「哀酒場」
投稿します。

 

 

 

 

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またひとり   街に出て
行き先は   哀酒場
ここに来りゃ   誰か居る
寂しがり屋の  拠り所
恋に泣くやつ   金のないやつ
悩み色々   抱え飲んでる
酒が   ほんの束の間   安らぎくれるから
ああ   路地裏   哀酒場

 

 

縄のれん   くぐりなね
ひとときの   哀酒場
男でも   女でも
遠慮いらない   座りなよ
愛に逸(はぐ)れた  夢も追えない
涙肴に   酔って忘れろ
酒に   愚痴を吐き捨て   辛さを吹き飛ばせ
ああ   路地裏   哀酒場

 

 

作詞

相性いいね

 

 

 

「相性いいね」

投稿します。

 

 

 

 

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春には夜桜   夏には花火
あんたとあたしは   いつでも一緒
お酒を飲んだら   ほんのり酔って
カラオケ演歌で   マイクを握る
好き   好き  好き   相性いいね
あんたの匂いに   包まれながら
心が蕩ける   くちづけするの

 

 

秋には歌舞伎を   冬には雪見
あんたとあたしの   好みも合うね
三十路の男と   三十路の女
昔はいらない   あしたがあれば
好き   好き   好き   相性いいね
あんたと肌寄せ   一つになれば
身体の芯まで   男と女

 

 

作詞

ボロボロ・・・

 

 

 

「ボロボロ・・・」

投稿します。

 

 

 

 

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身体の疲れは   眠れば治る
心の疼きは   どうすりゃいいの
恋をするたび   男に尽くし
いつも言いなり   飽きられ終わる
ああ   学ばないのが   悪い癖だわ
わたし   根っから   おばかさん
情の深さが   仇(あだ)になる
ボロボロ・・・ボロボロ・・・

 

 

 

 

 

身体が温もり   欲しがるすぐに
心もやさしさ   強請ってすがる
好きになったら   男に溺れ
無下にされては   嫌われ終わる
ああ   捨てられるのも   慣れてしまって
わたし   どうにも   おばかさん
情の押し売り   哀れだね
ボロボロ・・・ボロボロ・・・

 

 

作詞

北は夜ん中

 

 

 

「北は夜ん中」

投稿します。

 

 

 

 

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男の心に   風が吹く
なんとも冷たい   すきま風
女の胸にも   雪が降る
どうにも冷たい   みぞれ雪
ああ   男も女も   悲しいね
恋して実らず   不憫だね
北は札幌   小樽  函館
泣いているよな   夜ん中

 

 

 

男の背中は   広すぎて
侘しさばかりかを   背負って(しょって)いる
女の肩先   細すぎて
淋しさ溢れて   重たそう
ああ   男も女も   切ないね
恋とは儚い   ものなのか
北は室蘭   釧路  網走
すがりつきたい   夜ん中

 

 

作詞

捨てられたのにね

 

 

 

「捨てられたのにね」

投稿します。

 

 

 

 

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二年の暮らし   終わり噛みしめ
溜め息ひとつ   吐いた真夜中
鏡に映る   顔が淋しい
口紅だけが   やけに紅くて
あなた   あなたはいない   この部屋出て行った
ひとり   ひとりぼっち   お酒にすがりつく
酔えばなおさら   あなた恋しがる   ほんと   お馬鹿さん
わたし   捨てられたのにね

 

 

 

あなたの代わり   誰もいらない
涙に濡れる   寒い真夜中
枕を抱けば   匂う残り香
想い出だけで   生きていくのね
あなた   あなたはいない   手探りしてみても
ひとり   ひとりぼっち   お酒を口にする
酔えば未練が   あなた追いかける   だめね   意気地なし
わたし   捨てられたのにね

 

 

作詞

惰性の関係

 

 

 

「惰性の関係」

投稿します。

 

 

 

 

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抱かれたあとの   虚しさを
背中に感じ   服を着る
あなたは煙草   燻らせて
遠くをみてる   さめた目で
重なりあっても   すれ違う
あなたとわたしに   溜め息が
愛が欲しいの   ぬくもりが
いつも思うの   これきりと
だけどできない   さよならが

 

 

 

 

 

ルージュのあとも   褪せたまま
うなじの火照り   引いていく
あなたはグラス   傾けて
心は何処に   あるのやら
肌寄せあっても   寒くって
男と女に   隙間風
愛はみえない   やさしさも
いっそ別れて   しまおうか
それもできずの   繰り返し

 

 

作詞

待っているの

 

 

 

「待っているの」

投稿します。

 

 

 

 

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別れの言葉も   ないままが
どれほど辛いか   苦しいか
好き   今でも   待っているの
怨む気持ちと   縋る気持ちが
行ったり来たりで   眠れないから
夜が   雨が   暦が   あなたを   思い出させる
何処に   いるの   応えて   あなたは   部屋を出たっきり

 

 

 

別れの訳さえ   わからずに
涙でびしょ濡れ   寒すぎる
好き   今でも   待っているの
拗ねる気持ちと   強請る(ねだる)気持ちが
押したり引いたり   頼りないけど
指が   髪が   背中が   あなたの   愛を探すわ
誰と   いるの   薄情   あなたは   わたし忘れてさ

 

 

作詞

それでも逢いたい

 

 

 

「それでも逢いたい」

投稿します。

 

 

 

 

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波の飛沫も   凍てついて
うねる怒涛の   北の海
ひとりぼっちが   辛くって
胸の芯まで   震えてる
あなた温もり   欲しいの
ああ   だから抱いて   ああ   強く抱いて
捨てられても   嫌われても
それでも逢いたい
あなたに・・・

 

 

 

カモメ群れ飛ぶ   夕暮れは
空もどんより   暗くなる
どこにいたって   絡みつく
未練纏って   生きるのね
あなたくちづけ   欲しいの
ああ   舌が溶けて   ああ   しまうほどの
泣かされても   飽きられても
それでも逢いたい
あなたに・・・