男がひとりで

 

 

 

「男がひとりで」

投稿します。

 

 

 

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部屋で今夜も   手酌酒
別に淋しく   ないけれど
たまにゃ温もり   欲しくなる
窓に小雨が   張り付いて
ケチな男を   慰める   慰める

 

 

恋をしたのは   いつの日か
俺は根っから   縁がない
歳も忘れた   昨日今日
壁の時計が   明日へと
変わるだけだが   侘しいね   侘しいね

 

 

故郷(くに)で待つ人   誰もなし
こんな都会の   片隅で
勝手気ままに   生きていく
うしろ指だけ   さされるな
情もなくすな   忘れるな   忘れるな

 

 

煙草ふかせば   煙ごと
なんだかんだが   消えていく
何もないけど   それも良し
薄い布団に   包まって
せめていい夢   みせとくれ   みせとくれ

 

 

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