あなたの背中が

 

 

 

「あなたの背中が」

投稿します。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

薄荷煙草を   揉み消して
軽く頷き   出て行った   あなた・・・
すがることさえ   できなくて
涙堪えて   立ちすくむ   わたし・・・
ああ   終わったみたいね   ふたりの暮らし
二年の月日が   遠くに消える
背中が伝える   もう二度と
ここには戻って   来ないって

 

 

部屋の合鍵   テーブルの
上に残して   出て行った   あなた・・・
止めることさえ   ためらわれ
何も言えずに   立ちすくむ   わたし・・・
ああ   勝手に切られた   ふたりの絆
馴染んだ肌さえ   他人になるの
背中に張り付く   冷たさが
想い出すべてを   置き去りに

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です