女郎花  その六  袖ひく女

 

あたし幾つに なったやら

客が遠のきゃ 役立たず

廓もいつしか 追い出され

道行く人の 袖をひく

 

 

 

木枯らし吹けば 顔覆い

雪の降る日は 破れ傘

寄っておくれよ 四畳半

寝物語も いいものよ

 

 

 

簾がくれに 立ちんぼう

誰もかれもが 逃げて行く

冷えた体を 温めて

おまけにいい夢 みせるから

 

 

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