「ひとり寒いわ」
投稿します。
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寒い寒いわ 心も身体も
そっとあなたの 名前を呟く
二度と抱かれる 事などないのね
違う誰かを あなたは愛した
苦い煙草を 無理してふかせば
煙り儚く 薄れて消えるわ
寒い寒いわ 素肌が泣いてる
夜はあなたの 匂いを探す
そうね抱かれる 術(すべ)さえ忘れた
違う誰かに あなたは移り気
ひとり水割り 喉もと流して
酔って眠るわ 想い出はべらせ
「ひとり寒いわ」
投稿します。
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寒い寒いわ 心も身体も
そっとあなたの 名前を呟く
二度と抱かれる 事などないのね
違う誰かを あなたは愛した
苦い煙草を 無理してふかせば
煙り儚く 薄れて消えるわ
寒い寒いわ 素肌が泣いてる
夜はあなたの 匂いを探す
そうね抱かれる 術(すべ)さえ忘れた
違う誰かに あなたは移り気
ひとり水割り 喉もと流して
酔って眠るわ 想い出はべらせ
「あっけないものね」
投稿します。
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あなたの寝顔に さよならと
つぶやき私は 部屋を出た
二年の暮らしを 終わらせて
駅へとタクシー 拾ったの
振り向くことなど したくない
涙でこの頬 濡らさない
あなたの裏切り 知ったから
誰かをその手で 抱いたから
目覚めて探して いるかしら
それともこのまま 流すのか
寂しさ少しは あるけれど
ふたりの関係 ピリオドを
あなたの思い出 追わないわ
ひとりの選択 決めたから
愛していたのが 嘘のよう
季節のせいでも いいじゃない
「それでもあなたが好き」
投稿します。
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わかっていたのよ はじめから
あなたのものには なれないと
逢っても抱いては もらえない
拗ねても白けた 眼を向ける
ほんと 可哀そうだわ わたしって
溜め息ばかりの 片想い
それでもあなたが好き
わかっていたのと 言いきかす
あなたの好みじゃ ないんだと
逢ってと誘うの わたしだけの
くちづけひとつも 夢の夢
ほんと 情けないでしょ わたしって
恋とは呼べない もどかしさ
それでもあなたが好き
「酔いどれ哀歌」
投稿します。
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居酒屋提灯 風に揺れ
なんとも侘しさ 掻きたてる
手酌で飲むのも 慣れたけど
たまには温もり 欲しくなる
別れたあいつは どうしてる
いい人みつけて 暮らすのか
自分勝手に 棄てたけど
悔やんでいるのさ 馬鹿だよね
今夜もこうして はしご酒
飲み過ぎ身体に 良くないと
わかっちゃいるけど 寂しくて
灯りを探して 千鳥足
「まるで未練ね」
投稿します。
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あんな男と 人は言う
あたし誰より 惚れている
雨の路地裏 居酒屋で
ひとり手酌で お酒飲む
まるで未練ね 振られても
あんな男の どこがいい
やめて悪口 聞かないわ
演歌流れる 居酒屋で
酔って女々しい 泣き上戸
まるで未練ね 情けない
あんな男に 入れ込んで
ポイと捨てられ それっきり
夜は更けゆく 居酒屋で
思いばかりが 糸を引く
まるで未練ね あたしって
「strangers」
投稿します。
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二年の暮らしに ピリオドを
いつしか愛って 冷めるのね
あんなに激しく 抱き合って
身体も心も 蕩けたわ
ああ みんな嘘のよう
知らない同士 もう strangers
想い出あれこれ 捨てましょう
お互い倦怠 きたまでよ
最後にシャンパン 飲みながら
笑顔の晩餐 いいじゃない
ああ みんな過去にして
知らない同士 もう strangers
「あんたとあたしって」
投稿します。
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あんた 煙草咥えて 煙り追う
あたし 紅(べに)で唇 色付ける
窓の向こうは 長雨が
三日続きで 降り止まず
退屈だよね あんたとあたしって
あんた 猫に構って 嫌がられ
あたし 爪を切っては 屑かごに
柱時計に 目をやれば
お昼過ぎだと 教えるよ
溜め息ふたつ あんたとあたしって
あんた 酒を抱えて ラッパ飲み
あたし 醤油煎餅 齧ってる
寝るにゃ早いし なんとしょう
破れ障子が ちと侘びし
会話もないね あんたとあたしって
「もう時は」
投稿します。
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最終電車に 乗り遅れたら
タクシー乗るより この部屋に来て
私は待ってる あなたを
別れたあとでも あなたを
思い出すわ 愛の毎日
指を絡め 眠る幸せ
ああ 戻らないのね もう時は 時は
気持ちが塞いで 落ち込んだなら
グジグジするより この部屋に来て
私はいつでも あなたを
別れた今でも あなたを
忘れないわ 愛の匂いを
胸の鼓動 聞けるよろこび
ああ 戻らないのね もう時は 時は
「淋しい色模様」
投稿します。
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今夜もこうして ひとり酒
あんたを思って 飲んでいる
別れて一年 過ぎたけど
あたしの心は あんた色
雨粒静かに 窓を這う
ひとりがしみじみ 沁みてくる
紙屑みたいに 捨てられて
身体の芯まで 涙色
未練を引きずる 意気地なさ
あんたの残り香 抱いて寝る
移り気恨んで みたとこで
二度とは逢えない 哀れ色
「八月の風」
投稿します。
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濡れた身体で 抱きあって
すべて忘れて 愛に酔う
離さないよと 言う俺に
離さないでと 言うおまえ
汗の匂いを 漂わせ LOVE YOU
八月の風 生ぬるく 窓を舐める
ああ 卑猥だな
二十四時間 抱きあえば
闇の向こうは どんな色
愛の濃密 知る俺と
愛の深さを 知るおまえ
熱い吐息を 絡ませて LOVE YOU
八月の風 音立てず 窓を揺らす
ああ 卑猥だな