作詞

貰った指輪は

 

 

 

「貰った指輪は」 

投稿します。

 

 

 

 

 

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想い断ち切り  はずした指輪

なんで涙が  こぼれてくるの

愛し愛され  いつしか別れ

心がわりを  告げられたから

あゝ  縋りつけない  終わりに震え

この指輪  貰った指輪が  捨てられなくて

この指輪  貰った指輪は  捨てなきゃ駄目ね

 

 

 

 

 

薬指みて  溜め息ひとつ

忘れられない  あなたのことが

ふたり暮らした  この部屋寒い

心がわりを  恨んでいます

あゝ今も残り香  探しているの

この指輪  貰った指輪が  嵌められなくて

この指輪  貰った指輪は  嵌めても無駄ね

 

 

作詞

夜の蒲田で酒びたり

 

 

「夜の蒲田で酒びたり」

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こんな雨降る  寒い夜()

思い出すのさ  温もりを

あいつ今すぐ  逢えたなら

ぎゅっと抱きしめ  離さない

あゝ逃げた女を  (いと)しがる

蒲田裏路地  居酒屋で

ひとり侘しい  酒びたり

 

 

そうかあれから  三年が

忘れられない  温もりを

あいつ今頃  何処にいる

誰に抱かれる  ()けてくる

あゝ逃げた女が  まだ恋し

蒲田裏路地  居酒屋で

思い転がし  酒びたり

 

 

作詞

泣かせないで、これ以上

 

 

 

「泣かせないで、これ以上」

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愛に疲れて  溜め息おぼえ

終わり知らされ  ひとりになった

 

違う誰かを  愛したあなた

心がわりの  冷たい仕打ち

 

あゝ夜が長くて  切なくて

強いお酒を  口にする

でも  酔えなくて

硝子窓には  細い雨

泣かせないで、これ以上

 

 

 

 

 

 

ルージュ拭きとり  鏡をみれば

痩せた顔した  わたしが映る

 

何処であなたは  眠るのかしら

心がわりを  恨みもするわ

 

あゝ部屋のあかりを  消したって

眠れないのね  淋しくて

ただ  朝を待つ

闇に震えて  枕抱く

泣かせないで、これ以上

 

 

作詞

真似事だった

 

 

 

「真似事だった」

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あなたと暮らした  一年半は

愛の真似事  真似事だった

ほんとの愛って  なんなんでしょう

あなたもわたしも  わかりはしない

そう  いつしか  ふたりでいても

寂しさ覚え  震えていたわ

ベッドのぬくもり  感じられない

 

 

 

 

 

あなたとわたしの  蜜月中(みつげつちゅう)は

愛の真似事  真似事だった

ほんとの愛って  どんなんでしょう

あなたもわたしも  若すぎたのね

そう  肌寄せ  くちづけしても

心は疲れ  溜め息凍え

ベッドのやさしさ  思い出せない

 

 

作詞

あゝこれも恋

 

 

 

「あゝこれも恋」

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惚れてしまった  あのひとに

悪い男と  知りながら

弱いものね  女って

お為ごかしの  なし崩れ

それでもいいの  底なしに

あゝ底なしに

 

 

 

なんでこんなに  熱くなる

ずるい男の  意のままに

ちょろいものね  女って

身体全部が  蜜になる

それでもいいの  尽くしたい

あゝ尽くしたい

 

 

 

気持ちすべてを  賭けたから

罪な男に  のめり込む

馬鹿なものね  女って

嘘や浮気も  耐えていく

それでもいいの  これも恋

あゝこれも恋

 

 

作詞

寂れた宿で

 

 

 

「寂れた宿で」

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(かじか)む肌を  抱きしめあった

あんたとあたし  男と女

窓辺に遠く  漁火燃える

こうして一緒  朝まで一緒

北は函館  ゆきずり二人

 

 

 

 

 

幸せ知らず  夢さえみない

あんたとあたし  似た者同士

窓辺の闇も  儚さ映す

こうして一緒  朝まで一緒

北は函館  寂びれた宿で

 

 

 

 

 

名前も歳も  聞きっこなしで

あんたとあたし  世間の半端

窓辺を叩く  冷たい夜風

こうして一緒  朝まで一緒

北は函館  明日には他人

 

 

作詞

心細くて寂しくて

 

 

 

「心細くて寂しくて」

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あんたの匂いが  纏わりついて

お酒を飲んでも  眠れやしない

 

こんなにあたしを  惚れさせといて

置いてきぼりとは  ひどいじゃないの

 

ねえ  早く戻って

何処へ行ったの  あんた

窓には粉雪  しんしん積もる

心細くて寂しくて

 

 

 

 

 

 

あんたの帰りを  待ち続けては

お酒に縋って  涙を流す

 

こんなに愛しい  あんたが欲しい

まさかの移り気  誰かがいるの

 

ねえ  早く戻って

そして抱いてね  あんた

ひとり寝寒くて  風邪ひきそうに

心細くて寂しくて

 

 

作詞

笑われてもいいわ

 

 

 

「笑われてもいいわ」

投稿します。

 

 

 

 

 

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いいの  誰かのかわりでも

いいの  抱いてね思いきり

悲しくなるくらい  愛してる

あなたのことばかり  (ふく)らませ

愚かな女  呆れた女

わたし  笑われてもいいわ

思いを鎮めて  身体を宥(なだ)めて

好きだから  あなたが

 

 

 

 

 

いいの  束の間だけでいい

いいの  慰めくださいな

苦しくなるくらい  愛してる

あなたを欲しがって  眠れない

さもしい女  憐れな女

わたし  笑われてもいいわ

願いを叶えて  淋しさ溶かして

好きだから  あなたが

 

 

 

作詞

邪険な別れ

 

 

 

「邪険な別れ」

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別れの言葉を  浴びせられ

泣いてる私は  馬鹿ですか

泣かせているのは  あなたでしょ

つらくて寒くて  悲しくて

あゝ他人の顔して  背を向ける

あなたに縋れば  よしなよと

邪険にこの指  ほどかれた

 

 

 

 

別れはイヤだと  叫んでも

虚しいだけだわ  馬鹿ですね

涙に濡れてる  惨めさか

飽きられ嫌われ  寂しくて

あゝ冷たい仕打ちで  遠ざかる

あなたにもいちど  抱かれたい

切ない思いで  指を噛む

 

 

作詞

ひとり雨ん中

 

 

 

「ひとり雨ん中」

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情け知らずの  雨が降る

泣けとばかりに  容赦(ようしゃ)なく

惚れた女に  見捨てられ

髪も背中も  ぐしょ濡れに

あゝあいつの  心がわりを恨んでも

二度とは戻りはしないのさ

切ないもんだね    雨ん中

 

 

 

 

 

冷えた身体が  重くなる

何もできない  したくない

惚れた女は  もう他人

きつく唇  噛みしめる

あゝあいつの  心がわりを責めたって

誰かを愛してしまってた

侘しいもんだね    雨ん中