「だって女ですもの」
投稿します。
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女はみんな 化粧の下に
悪女と淑女 持ちあわせてる
あなたはどっちが お好みかしら
どうにもなれるわ あたしの気持ち
あゝ不埒なやつだと 呼んだらいいわ
だって女ですもの
女はみんな 溜め息よりも
色づく吐息 待ち望んでる
あなたの好みを 聞かせてほしい
思いの通りに あたしは動く
あゝなんとも憐れな お話しみたい
だって女ですもの
「だって女ですもの」
投稿します。
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女はみんな 化粧の下に
悪女と淑女 持ちあわせてる
あなたはどっちが お好みかしら
どうにもなれるわ あたしの気持ち
あゝ不埒なやつだと 呼んだらいいわ
だって女ですもの
女はみんな 溜め息よりも
色づく吐息 待ち望んでる
あなたの好みを 聞かせてほしい
思いの通りに あたしは動く
あゝなんとも憐れな お話しみたい
だって女ですもの
「儚いもんさ」
投稿します。
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夜はしんしん 更けてゆく
雨はしとしと 降り続く
俺とあいつに 隙間風
時の流れの せいにする
ああ 冷めたのか
愛といえるか いえないか
いつか惰性に なっていた
俺とあいつは もう他人
五年暮らして きたけれど
ああ 仕方ねえ
せめて救いは 憎まずに
右と左へ 背を向ける
俺もあいつも 未練など
これっぽっちも 残さない
ああ それでいい
「寒い晩」
投稿します。
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昭和色した 町並みを
あてもないのに ただ歩く
風に震える 縄のれん
寄ってみようか ひとり酒
洒落た酒など ガラじゃない
グッと煽るか 焼酎を
低く流れる 有線の
都はるみが 沁みるよね
つるむ相手も 居やしない
背負っているのは 侘しさか
恋のひとつも 欲しがらず
惚れた腫れたは 他人ごと
さてと帰るか 俺の部屋
待っているのさ 三毛の猫
遠いふるさと 思い出す
男四十路の 寒い晩
「あなたを好きすぎて」
投稿します。
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抱いてください 折れるほど
あなたの吐息に 包(くる)まれて
ゆうべ別れる 夢をみた
心細くて 泣きそうに
馬鹿と叱って 慰めて
だって だって あなたを好きすぎて
抱いてください 折れるほど
あなたの吐息に 包(くる)まれて
抱いてください 溶けるほど
あなたの吐息に 身悶えて
もしも別れが きたならと
思うだけでも 辛くなる
馬鹿と叱って 髪撫でて
わたし わたし あなたを好きすぎて
抱いてください 溶けるほど
あなたの吐息に 身悶えて
「あゝつらいわ」
投稿します。
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飲ませてください 冷やでいい
あなたと暮らした 二年間
移り気されたの ひどいひと
終わりになるのね わたしたち
やさしさ温もり みんな逃げ
未練を肴に 忘れ酒
あゝつらいわ
酔わせてください とことんに
あなたの匂いも 薄れるわ
移り気なんかと 愚痴っても
終わりになるのね 悲しいわ
昨日も明日も いらないわ
未練を肴に 忘れ酒
あゝつらいわ
「いつになったら懲りるやら」
投稿します。
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もう 惚れたりは するもんか
最後はいつも 泣くだけね
美味しい言葉 くれたって
飽きられすぐに 棄てられる
ああ いつになったら懲りるやら
ただ ゆきずりの 出逢いでも
絆(ほだ)され身体 許してた
淋しさイヤで 抱かれても
朝にはいつも 他人顔
ああ いつになったら懲りるやら
でも 男には 弱いもの
毎度のことに 騙される
さんざん尽くし 貢いでも
気がつきゃ見事 いなくなる
ああ いつになったら懲りるやら
「侘しい女です」
投稿します。
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鏡のぞけば やつれ顔
ふっと溜め息 ひとつ吐く
あせた口紅 拭きとれば
何故か涙が 頬濡らす
薄荷煙草に 火をつける
頼りなさげに 舞う煙り
昔々は 戻らない
惚れた男も 何処へやら
ラジオつければ 流行り歌
胸に沁みるわ 泣き節が
窓の外には 雨が降る
濡らさないでよ 心まで
今日も一日 終わるのね
何もいいこと なかったわ
寝酒するのが 癖になり
ひとり手酌も 侘しくて
「春っていいね」
投稿します。
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惚れてしまった あんたのことを
春の陽気が 恋にするのか
猪口(ちょこ)をあわせて 乾杯すれば
ぐっと気持ちも 上がってくるわ
桜の花びら はらはら舞って
心も身体も 浮かれてしまう
春っていいね
抱かれ上手に なってもいいわ
春のうららが 恋を運ぶか
肩にもたれて 甘えてみれば
ぐっと気持ちも 高まるばかり
桜は満開 綺麗に咲いた
あしたの幸せ 両手で掴む
春っていいね
「これでいいはず」
投稿します。
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今夜限りで 終わるのね
二年余りの お付き合い
少し疲れた 馴れあいに
別れ決めたの ふたりして
ビールで乾杯 泣いたりしない
Let’s be happy あなたも、私も
これでいいはず お互いに
二年余りを 暮らしたわ
いつかときめき 消えたけど
別に嫌いに なってない
笑ってさよなら 最後にハグを
Let’s be happy あなたも、私も
「俺ひとり」
投稿します。
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酒を飲むのも 億劫で
薄い布団に 包まるか
お前と別れた あの日から
この胸カラッポ すきま風
ああ 恋しい 逢いたいな
何処にいるのか 誰といる
五年余りを 暮らしたが
心がわりを 知らされた
つらさが募って 男泣き
女々しいヤツだと しょぼくれる
ああ 恋しい 逢いたいな
未練引きずる 不甲斐なさ
雨がしとしと 軒濡らし
眠れないのさ 寂しくて
煙草を何本 灰にする
溜め息クセにも なっている
ああ 恋しい 逢いたいな
俺のことなど 忘れたか