作詞

小樽にて

 

 

「小樽にて」

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寒い心に 耐えながら

追ってきました 北の街

あなたの故郷(ふるさと) ひとり旅

 

小樽運河に たたずめば

淡い光の ガス燈に

面影浮かんで すぐ消える

 

ああ  恋しくて

別れたあなたが  堪らなく

ああ  恋しくて

好きと小さく  つぶやいた

()りは 戻せないのに 未練です    

女が  女が  小樽にて                   

 

 

 

 

               

ここを探せば 逢えるよう

あてもないまま 歩いてる

あなたにも一度 逢いたくて

 

石の倉庫を 白く染め

音もたてずに 積もる雪

温もり欲しいと そう思う

 

ああ  泣き疲れ

別れたあなたに  縋りたい

ああ  泣き疲れ

忘れなさいと 言いきかす

()りは 戻らないのと 終わり知る

女が  女が  小樽にて

 

 

作詞

浮き草エレジー

 

 

「浮き草エレジー」

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寂しがり屋と  侘しがり屋が

肩を寄せあう  露地の居酒屋

交わす言葉も  途切れ途切れに

壁のポスター  色も褪せてる

あゝ金もなければ  夢さえないさ

おでん突(つつ)いて  熱燗徳利

半端もんだね  似たもの同士

 

 

 

暗い男と  痩せた女が

何を思うか  しけた居酒屋

煙草ふかせば  薄い煙りが

頼りなさげに  すぐに消えるね

あゝ明日はあるのか  浮き草暮らし

見栄も飾りも  ハナカラ持たぬ

俺とおまえは  似たもの同士

 

 

作詞

ふぅー

 

 

「ふぅー」

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なおらないのね  ふぅー  一夜(いちや)の浮気は

いくら尽くして  みたとこで

あんたの気持ちに  届かない

しょせん極楽  トンボだわ

ほんと  男って  あんたって

悲しくなるわ

たまには  抱いて・・・あたしを

 

 

 

なおらないのね  ふぅー  一夜(いちや)の浮気は

泣いてこの手を  あわせても

あんたは聴く耳  もってない

まるで暖簾に  腕押しね

ほんと  男って  あんたって

虚しくなるわ

それでも  惚れて・・・一途に

 

 

作詞

ただ涙

 

 

「ただ涙」

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あなたは何処に  居るのやら

なんにも告げず  出て行った

あれからひとり  切れた糸

さみしくて涙  せつなくて涙

そして捨てられて涙

夜の長さに  いじめられ

お酒飲んでも  酔えなくて

 

 

 

あなたの息を  眼差しを

感じて生きて  きたものを

今ではみんな  無しになる

かなしくて涙  いとしくて涙

そして捨てられて涙

夜の深さに  身を沈め

眠れないまま  抱く枕

 

 

作詞

女の残り火

 

 

「女の残り火」

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燻り続ける  残り火を

今夜もこうして  もて余す

心も身体も  捧げたわ

それでもあなたは  背を向けた

*あゝあなたの移り気  うらみます

咽び泣く声が  聞こえますか*

 

 

 

冷水(れいすい)かけても  残り火は

素肌をいじめて  消えないの

逆らうことなく  尽くしたわ

優しさいつしか  おざなりに

あゝ別れの仕打ちを  うらみます

眠れない夜は  枕抱いて

*~* 繰り返し

 

 

作詞

暖簾をしまって

 

 

「暖簾をしまって」

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寡黙な男は  いいけれど

少しは喋って  くださいな

欲しいと言っても  応えずに

冷や酒コップで  一気飲み

あゝ路地裏酒場の  女です

暖簾をしまって  いいかしら

あたしも一緒に  飲みたいわ

 

 

 

渋さが背中に  張り付いて

心がときめき  覚えてる

抱いてと言ったら  横を向き

返事のないまま  酒を飲む

あゝ路地裏酒場の  女です

暖簾をしまって  薄あかり

あなたと一緒に  酔いたいわ

 

 

作詞

愛欲遊戯

 

 

「愛欲遊戯」

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言葉はいらない  身体で話す

男と女の  愛欲遊戯

素肌に滴(したた)  色づく汗が

花鳥風月  深く微睡(まどろ)

嗚呼  この世の宴か  あんたとあたし

今宵も抱かれて  疼きを満たす

(べに)が薄っすら  枕を汚す

 

 

 

屏風に映えるは  曼陀羅模様

男と女が  溺れて睦

背中に爪あと  立てては喘(あえ)ぎ

百花繚乱  狂い乱れる

嗚呼  この世の極楽  あんたとあたし

夜明けも恐れず  揺られて弾け

髪のほつれ毛  首すじ絡む

 

 

作詞

あゝどうしたもんかね

 

 

「あゝどうしたもんかね」

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あんたに出逢えて  よかったと

抱かれる前には  そう思う

甘露な言葉を  撒き散らし

身体が女に  なるばかり

だけどさあ  朝になったら

不思議なくらい  さめている  いつだって

あゝどうしたもんかね  あたしって

 

 

 

あんたにあたしは  メロメロに

抱かれる前には  もう夢中

シーツを掴んで  喘いだら

身体の芯まで  熱くする

だけどさあ  ことが終われば

可笑しいくらい  しらけてる  いつだって

あゝどうしたもんかね  あたしって

 

 

作詞

情事 (いろごと)

 

 

「情事 (いろごと)」

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二度も三度も  強請(ねだ)るのは

愛が溢れて  しまうから

あなた素肌が  汗まみれ

そんなことさえ  悩ましい

蒼い夜  深い夜  抱かれて

このまま堕ちて  どこまでも

好き  好き  好き  好き  好き

あなたが  狂おしく

 

 

 

指で唇  爪先で

愛を満たして  とめどなく

ふたり吐息を  絡ませて

酔ったみたいに  彷徨うの

月の夜  蜜の夜  抱かれて

果てなく昇り  しがみつく

好き  好き  好き  好き  好き

あなたに  ただ乱れ

 

 

作詞

あんた照れないで

 

 

「あんた照れないで」

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あたしのすべてを  あんたにあげる

上から下まで  あんたにあげる

なんで  なんで笑って  誤魔化すの

だから  ひとこと  言って欲しいの

「俺も好きだ」と   聞かせてね

あんた  照れないで

女心を  わかってください  ねえ  あんた

 

 

 

あたしの明日は  あんたにおんぶ

一から十まで  あんたにおんぶ

どうか  どうか想いを  受けとめて

そして  ひとこと  言って欲しいの

「おまえだけだ」と   聞かせてね

あんた  照れないで

女心に  悦びください  ねえ  あんた