Author Archives: gen

ふたり

 

 

 

「ふたり」

投稿します。

 

 

 

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こんなしがない 男のことを

なんだかんだと 尽くしてくれる

おまえ若くて この俺オヤジ

それでいいのか わかっているか

春の陽射しが ふたりを包む

 

 

酒も煙草も 博打もやめた

とんとマトモな 暮らしもいいね

おまえ一筋 愛しさ募る

照れも隠さず 手と手を繋ぎ

川のほとりを ふたりで歩く

 

 

一間しかない 小さな部屋で

朝の味噌汁 炊きたてご飯

おまえいつしか 女房気取り

ふっと幸せ 噛みしめるのさ

どうか宜しく ふたりの未来(あした)

 

 

軽いオンナ

 

 

 

「軽いオンナ」

投稿します。

 

 

 

 

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軽いオンナと 人は言うけど

軽いオンナの どこが悪いの

好きとオトコが 寄ってきたなら

体晒して 深く蕩ける

青い果実と 熟れた果実じゃ

天と地ほどの 違いあるはず

あたしは 熟れた果実

いつでも 誰でも I LOVE YOU

 

 

 

 

軽いオンナと 噂されても

軽いオンナが 性に合ってる

好きなオトコを 捜し求めて

体差し出し 熱く蕩ける

ウブな遊戯と 練れた遊戯じゃ

ゼロと百との 違いあるはず

あたしは 練れた遊戯

どこでも なんでも I LOVE YOU

 

 

淋しいから

 

 

 

「淋しいから」

投稿します。

 

 

 

 

 

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淋しいから 人恋しくて

淋しいから 誰かを探す

すぐに体を 許すよな

軽い女に なりました

ああ 抱きしめて 抱きしめて 馬鹿な女を

 

 

淋しいから 人恋しくて

淋しいから 今夜も探す

噂あれこれ 人の口

何が悪いか ほっといて

ああ 恥知らず 恥知らず 馬鹿な女の

 

 

淋しいから 人恋しくて

淋しいから 人肌探す

好きと言われりゃ すぐなびき

だらしないねと 笑われる

ああ 哀れだね 哀れだね 馬鹿な女は

 

 

泥棒猫呼ばわり

 

 

 

「泥棒猫呼ばわり」

投稿します。

 

 

 

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あたしのいいひと返してと  見知らぬ誰かが叫んでる

びっくりしちゃうわ  突然現れ  いいがかり

ああ  あのひとのことかい  擦り寄ってきたのは  むこうからなんだが

あたしだって傷つくさ  泥棒猫呼ばわりは

どうにもこうにも  お粗末な話だね

 

 

あたしに挑戦剥き出しに  髪振り乱して  喧嘩腰

意味さえつかめず  知ってて付き合う  はずがない

ああ  あのひとのことだね   言い寄って口説かれ  肌と肌重ねた

あたしだって腹が立つ  泥棒猫呼ばわりは

お返ししましょう  お粗末な話だね

 

 

愛の瞬間

 

 

 

 

「愛の瞬間」 投稿します。

 

 

 

 

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シルクのドレス 脱ぎ捨て

ベッドに体 横たえる

あなたの熱い 眼差し

羞恥の色を 覚えるわ

かすかに漂う ムスクの香り

これからはじまる 男と女の 情欲遊戯

愛して 愛されて 夜は更けゆく

重なり蠢く(うごめく) 愛の瞬間 これが・・・

 

 

 

 

枕に髪を 預けて

シーツに肌を 滑らせる

あなたの吐息 くちづけ

うなじの火照り 教えるわ

窓辺を照らして 満月光る

こうして乱れる 男と女の 情欲遊戯

抱かれて 抱きしめて 骨を軋ませ

ひとつに連なる 愛の瞬間 これが・・・

 

 

 

 

おいらの子守歌

 

 

 

 

「おいらの子守歌」

投稿します。

 

 

 

 

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生まれは北国 青森で

十五でふる里 あとにした

なんにも知らない 餓鬼んちょが

上野の界隈 一巡り

お祭りみたいな 人の群れ

 

 

鮨屋の暖簾に 恥じぬよう

根性晒して 生きていく

あれこれわからぬ 事ばかり

親方先輩 見習って

素直な気持ちで 励むだけ

 

 

かれこれ五年の 日が過ぎて

二十歳の春には 入籍を

彼女と一緒の 六畳間

訛りもいつしか 消えた今

大人の階段 一歩ずつ

 

 

可愛い子供も できました

あいつによく似た 女の子

ねんねんころりよ ねんころり

父ちゃん母ちゃん 抱いとくれ

明日は嬉しい 里帰り

 

 

三十路を迎えて 独り立ち

江戸前握りの カウンター

思えば色々 あったけど

親子で仲良く やってます

幸せ噛みしめ 暮らす日々

幸せ噛みしめ 暮らす日々

 

 

愛遊戯

 

 

 

「愛遊戯」

投稿します。

 

 

 

 

 

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好きか嫌いか おまえ聞くから

好きと応えて シャンパンあおる

 

ちょっとスゥイング 夜はこれから

熟れた果実は 危険な匂い

 

一夜限りの ラブリー・ゲーム 愛遊戯

赤いルージュが 俺をそそるね

ねっとり 軟(やわ)く もっちり 熱く

窓辺に光る ハーバーライト 綺麗

 

 

 

 

 

いいか悪いか おまえ聞くから

いいと応えて 煙草をふかす

 

多分ご機嫌 夜に抱かれて

カッコつければ 野獣の気配

 

今宵限りの ラブリー・ゲーム 愛遊戯

黒い瞳が 俺をいざなう

まったり 甘く こってり 深く

窓辺を照らす ハーバーライト 潤む

 

 

お酒唄

 

 

 

 

「お酒唄」

投稿します。

 

 

 

 

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惚れて捨てられ 呑む酒は

ああ ふられ酒

追って縋って 呑む酒は

ああ 惨め酒

泣いてしみじみ 呑むさけは

ああ 涙酒

忘れられずに 呑む酒は

ああ 未練酒

ちょいと お酒唄

 

 

 

 

甘い夢みて 呑む酒は

ああ 浪漫酒

どこも好きよと 呑む酒は

ああ 口説き酒

いつも手酌で 呑む酒は

ああ 一人酒

さしつさされつ 呑む酒は

ああ 二人酒

ちょいと お酒唄

 

 

 

 

あたり散らして 呑む酒は

ああ 絡み酒

人を妬んで 呑む酒は

ああ 嫉妬酒

心あらずに 呑む酒は

ああ 流転酒

隙を見せずに 呑む酒は

ああ 鎧酒

ちょいと お酒唄

 

 

 

 

すべて捧げて 呑む酒は

ああ 尽くし酒

うなじ火照らせ 呑む酒は

ああ 悶え酒

思い届かず 呑む酒は

ああ    不憫酒

あんた欲しいと 呑む酒は

ああ 強請り(ねだり)酒

ちょいと お酒唄

 

四畳半物語

 

 

 

「四畳半物語」

投稿します。

 

 

 

 

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苦労ばかりで すまないと

あなた小さく 呟いた

いいえ私は 大丈夫

笑顔絶やさず 生きていく

こんな二人の 四畳半

 

 

体こわして 痩せた胸

あなたいつでも 本を読む

いいの私に 任せてね

ご飯くらいは 食べられる

こんな二人の 四畳半

 

 

歳の違いは ひとまわり

あなた離婚は 二年前

いいよ私の いい人で

若さあるから 酒場(みせ)勤め

こんな二人の 四畳半

 

 

何があっても 離さない

あなたやさしく 抱き寄せる

いいわ私も 幸せで

鉢の朝顔 赤く咲く

こんなふたりの 四畳半

 

 

 

 

惚れて候

 

 

 

「惚れて候」

投稿します。

 

 

 

 

 

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夜風が柳を 揺らしてる

あんたは酔いどれ 千鳥足

おっと危ない 掴まって

あたしのいい人 ここにいる

嗚呼 惚れて候

 

 

夜風が川ぶち 吹き抜ける

あんたは鼻歌 口ずさむ

低いその声 たまらない

あたしのいい人 上機嫌

嗚呼 惚れて候

 

 

夜風がやさしく 肩を押す

あんたはしっかり 肩を抱く

見た目あたしの ど真ん中

あたしのいい人 離さない

嗚呼 惚れて候