「ただ侘しさが」
投稿します。
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男ひとりで 飲む酒は
胸の芯まで 沁みてくる
柄じゃないけど 恋をして
さらり振られて それまでさ
あゝ狭い路地裏 酒場にて
腕の時計は 22時
酒の追加だ 熱燗を
指で孤独と なぞったら
不意に涙が 落ちてくる
あゝ馬鹿な男と 苦笑い
帰る寝ぐらは あるけれど
待っているのは 闇ばかり
寒い心を 持て余し
冷えた布団で ふて寝する
あゝ古いアパート 六畳間
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