「綺麗な別れ」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・
この雨が 止んだら
お別れしましょう
付き合って 三年
お互い飽きたの
ブルーのカーテン 引いたなら
扉を閉めるの これきりね
振り向かないで 左と右へ
ハグもキスも なしにして
この雨が 止んだら
他人になるだけ
色々と あったわ
小さな喧嘩も
花瓶の薔薇さえ 枯れていた
目と目でさよなら 終わるのね
綺麗な別れ 笑ってみせて
片手あげて さりげなく
「綺麗な別れ」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・
この雨が 止んだら
お別れしましょう
付き合って 三年
お互い飽きたの
ブルーのカーテン 引いたなら
扉を閉めるの これきりね
振り向かないで 左と右へ
ハグもキスも なしにして
この雨が 止んだら
他人になるだけ
色々と あったわ
小さな喧嘩も
花瓶の薔薇さえ 枯れていた
目と目でさよなら 終わるのね
綺麗な別れ 笑ってみせて
片手あげて さりげなく
「俺なんだ」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・
酒はぬる燗 肴はいらぬ
俺は独り身 恋などしない
自由気ままに 暮らしているが
人に迷惑 かけないぜ
あゝ俺は俺 俺なんだ
こんな場末の 居酒屋飲みが
どうも似合いさ しんそこ馴染む
四十路過ぎても 所帯はごめん
連む相手も 欲しがらず
あゝ俺は俺 俺なんだ
煙草蒸して 煙りを追って
思い出すのは ふるさと津軽
低く流れる 有線演歌
酔ったみたいだ 目が濡れる
あゝ俺は俺 俺なんだ
「赤坂・お馬鹿さん」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
振られたみたいね 赤坂で
惚れてたあたしは お馬鹿さん
あなたの移り気 責めたって
今更もとには 戻れない
あゝ何処へ行こうか 泣くもよし
未練を引きずる 趣味はない
夜更けの赤坂 雨が降る
さんざん尽くした 赤坂で
惚れたが負けよね お馬鹿さん
あなたの移り気 恨んでも
尚更惨めさ 沁みるだけ
あゝ誰もわかって くれないわ
未練を纏っちゃ 癪だもの
夜更けの赤坂 零時過ぎ
「酒場の恋は」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
あんな男と 言いながら
忘れられない 今もなお
しょせん酒場の 色ごとは
惚れてみたって 報(むく)われぬ
寂しい 寂しいもんだね
夜になったら 化粧して
作り笑いで お酒つぐ
その場限りの 約束も
慣れてしまえば 笑えるわ
不憫な 不憫なもんだね
今度生まれて くるときは
あたし男に 生まれたい
恋で女を 泣かせない
そんな男に きっとなる
侘しい 侘しいもんだね
雨が降るから 濡れるのか
心までもが びしょびしょに
そうね酒場の 恋模様
すがりついたら 逃げられる
哀れな 哀れなもんだね
「狂わせて頂戴」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
愛してる 愛してる
ひとつ覚えと 云われても
他の言葉は いらないわ
あなたわたしの ど真ん中
二十四時間 絡まって
匂いすべてを 纏いたい
わたし 女です わたし 一途です
あゝ狂わせて 狂わせて頂戴
愛してる 愛してる
呪文みたいに 繰り返し
気持ちどっぷり 色塗れ
あなたほんとに ど真ん中
春夏秋冬 繋がって
匂い残らず 抱きしめる
わたし女です わたし 蕩けます
あゝ狂わせて 狂わせて頂戴
「ほんと侘しいね」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ひとり飲む酒 味気ない
雨が降るから 尚更さ
あいつに 心がわりを知らされて
今日で三日目 なんとする
侘しいね ほんと侘しいね
部屋の残り香 探してる
こんな女々しさ イヤになる
あいつの 心がわりが恨めしい
煙草ふかして 懐かしむ
侘しいね ほんと侘しいね
薄い布団に 潜り込み
男泣きする 情けなさ
あいつが 心がわりをしたんだと
自分慰め 夜ん中
侘しいね ほんと侘しいね
「何気ない午後のひとコマ」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
紅茶を淹れて 差し出せば
笑ってあなた 口にする
すぐに「アッチ!」と 叫んでる
猫舌なのを 忘れてた
ごめんなさいね 仕草が 可愛すぎるわ
わたし やっぱり あなたが好きなのね
何気ない午後のひとコマ 満たされています
ボサノバなんか 聴きながら
体を揺らし 雑誌見る
そして「コレだ!」と 指をさす
常夏ハワイ 決めようと
海辺も街も サイコー ハマリすぎるわ
わたし 一緒に あなたと出かけたい
何気ない午後のひとコマ 愛されています
「俺、男泣き」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
やけに冷たい 雨が降る
傘もささずに びしょ濡れさ
さっきあいつに 振られたよ
他にいいひと できたのと
あゝ何も言えずに 受け止めた
惚れていたのは 俺だけか
情けねえけど このザマさ
情けねえけど 俺、男泣き
部屋に戻って みたとこで
待っているのは 闇だけさ
さっき別れを 告げられて
心がわりで しょげている
あゝ何も言えずに 諦めた
惚れていたのは 俺だけか
だらしねえけど このザマさ
だらしねえけど 俺、男泣き
「あなたを愛してよかったわ」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・・
そばにあなたが 居てくれる
何もいらない それだけで
寡黙絵にした ひとだけど
真のやさしさ 溢れ出す
ねぇ お酒飲みましょ 外は雨
差しつ差されつ 頬染める
あなたを愛してよかったわ
ずっと見てても 飽きないわ
こんな幸せ 感じてる
欲もないよな ひとだけど
気持ち温みで いっぱいよ
ねぇ ひとつ布団に 包まって
抱いて抱かれて ときめくの
あなたを愛してよかったわ
「四十路男のかわりもん」
投稿します。
・・・・・・・・・・・・・・・
西陽差し込む 六畳間
ひとり手酌で 酒を飲む
連む相手も 欲しがらず
俺は俺さと 口にする
あゝ四十路男のかわりもん
暦眺めて みたとこで
なんの予定も ありゃしない
惚れた腫れたも 縁がなく
恋をするのも しゃらくせえ
あゝ四十路男のかわりもん
薄い布団に 包まって
捨てたふるさと ふと思う
不義理ばかりの 日常も
俺にゃ似合いと 苦笑い
あゝ四十路男のかわりもん