作詞

捨てられて涙

 

 

 

「捨てられて涙」

投稿します。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

これほど好きでも   出て行くの

縋ってみたって   駄目なのね

あなたにわたしは   嫌われて

ひとりの侘しさ   噛みしめる

捨てられて   捨てられて涙

 

 

 

なんにもできない   したくない

心が崩れて   動けない

あなたの残り香   探すだけ

いつまで枕を   濡らすのか

捨てられて   捨てられて涙

 

 

 

どうしていいのか   わからない

眠れぬ夜更けが   憎らしい

あなたにわたしは   飽きられて

それでも未練が   押し寄せる

捨てられて   捨てられて涙

 

 

作詞

女ひとり身

 

 

 

「女ひとり身」

投稿します。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

春は名のみの   寒さゆえ

枕引き寄せ   抱きしめる

いつか寝返り   癖になり

女ひとり身   持て余す

 

 

 

震えばかりを   おぼえては

心までにも   鳥肌が

情け無用に   夜が更け

女ひとり身   溜め息を

 

 

 

泣けばなおさら   辛くなり

涙堪えて   朝を待つ

少し温もり   くださいな

女ひとり身   憐れんで

 

 

作詞

残されてひとり

 

 

 

「残されてひとり」

投稿します。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

ひとりぼっちの   狭い部屋

窓に夕闇   せまるから

あかり灯して   溜め息を

 

話し相手は   鏡だけ

薄く口紅   引きながら

ポツリこぼした   寂しいと

 

ああ   あなたは居ない   誰と眠るの

わたしを捨てて   誰と眠るの

 

 

 

 

 

二度とあなたは   戻らない

未練ばかりが   散らかって

足の踏み場も   ないほどに

 

背中寒いわ   抱きしめて

そして聞かせて   愛してる

無理ね無理だわ  もう他人

 

ああ   冷たい布団   ひとり眠るの

あなたが去って   ひとり眠るの

 

 

作詞

あゝ人恋しくて

 

 

 

「あゝ人恋しくて」

投稿します。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

夜が静かに   更けていく

あたし手酌で   お酒飲む

話し相手も   居ないまま   

過ぎた思い出   懐かしむ

そんな女です   あたしって

さみしいね   さみしいね

心細いわ   あゝ人恋しくて

 

 

 

 

 

枕濡らして   眠るのが

癖になってる   ひとり寝が

少しぬくもり   欲しいのと

ポツリ呟く   午前二時

そんな女です   あたしって

寒すぎて   寒すぎて

心震える   あゝ人恋しくて

 

 

 

 

作詞

遊び上手に惚れたから

 

 

 

「遊び上手に惚れたから」

投稿します。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

あんたは嘘の   うまいひと

別れも上手に   終わらせる

甘い言葉に   酔わされて

幾度か身体を   重ねたわ

ああ   お決まり通りに   捨てられた

ひどいひと   悪いひと   憎いひと

でも   忘れられないの   そんなあんたを

 

 

 

 

 

あんたの顔に   惚れていた

一から十まで   ど真ん中

口説きにすぐさま   のせられて

爪痕(つめあと)つくほど   しがみつく

ああ   季節がふたつで   捨てられた

ずるいひと   罪なひと   癪(しゃく)なひと

でも   忘れられないの   そんなあんたを

 

 

作詞

振られた男のブルース

 

 

 

「振られた男のブルース」

投稿します。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

ショットグラスで   バーボンを

グッと煽って   一気飲み

喉の芯まで   熱くなる

あいつこの俺   捨ててった

振られた男のブルース

 

 

 

滾(たぎ)る思いを   もてあまし

シャワーひねって   水浴びる

胸の思いを   流すのさ

あいつ思うと   泣けてくる

振られた男のブルース

 

 

 

煙草何本   灰にする

夜の長さが   憎らしい

嫉妬している   情けねえ

あいつ今頃   誰と寝る   

振られた男のブルース

 

 

作詞

今日で四十路の秋の宵

 

 

「今日で四十路の秋の宵」

投稿します。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

八重洲 京橋   丸の内

ちょっと大人に   酒を飲む

似合わないのは   わかってる

たまにゃ背伸びも   したくなる

今日で四十路の秋の宵

 

 

 

八重洲 京橋   丸の内

景気つけなと   一気飲み

ひとりぼっちの   バースデー

ちょっと侘しさ   沁みてくる

今日で四十路の秋の宵

 

 

 

八重洲 京橋   丸の内

赤のワインに   酔いしれる

都会男を   演じても

所詮(しょせん)ひとり身   それも良し

今日で四十路の秋の宵

 

 

作詞

ひとりになった部屋で

 

 

「ひとりになった部屋で」

投稿します。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

あなたの匂い   残る部屋

なんにもできず   うずくまる

想い出ばかり   散らかって

踏み場もないわ   辛すぎる

ああ   あなたはいない   もういない

知らない人の   もとへ行く

捨てられたのね   わたし   わたしは

 

 

 

あなたの写真   胸に抱き

抱いてとそっと   つぶやくの

想い出ばかり   散らかって

淋しさだけが   絡みつく

ああ   あなたはいない   ただひとり

知らない人を   選んだの

飽きられたのね   わたし   わたしは

 

 

 

作詞

ひとりもんブルース

 

 

 

「ひとりもんブルース」

投稿します。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

露地の居酒屋   提灯が

雨に濡れてる   寒そうに

俺はひとりで   酒を飲む

連(つる)も仲間も   いやしない

 

 

 

別に寂しく   ないんだが

やけに今夜は   人恋し

少しぬくもり   欲しくなり

歳をとったと   苦(にが)笑う

 

 

 

こんな俺でも   人並みに

恋もするには   したけれど

続きゃしないね   振られたね

勝手気ままが   似合うんだ

 

 

 

酔って候   寝ぐらへと

千鳥足して   帰るのさ

闇が待ってる   四畳半

膝を抱(かか)えて   眠ろうか

 

 

作詞

煙草の煙が

 

 

 

「煙草の煙が」

投稿します。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

男と女が   結ばれて

夜通し睦(むつ)めば   蜜の味

愛して愛され   したとこで

朝には他人の   顔になる

それでいいはず   それがいい

大人同士の   関係で

ふわりふわふわ   煙草の煙が   笑ってる

 

 

 

 

 

深入りしないし   詮索(せんさく)も

戯れ言(ざれごと)せがんで   恥ずかしい

身体の火照りが   さめたなら

朝には他人で   背を向ける

それでいいはず   それがいい

無しにしましょう   後腐(あとくさ)れ

ふわりふわふわ   煙草の煙が   踊ってる