作詞

そう、それだけのことね

 

 

「そう、それだけのことね」

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振り向かないわ  泣かないわ

けじめをつけて  みせるから

愛してそして  疎まれて

眠れぬ夜を  知りました

あなた  あなた  心がわりが  憎らしい

あなた  あなた  ここで挫けちゃ  負けになる

しぶとく生きるわ  笑って笑って

愛が逃げただけ  そう、それだけのことね

 

 

 

苦しいけれど  諦める

きれいサッパリ  忘れるわ

愛してやがて  捨てられて

悲しみ色に  染まったわ

あなた  あなた  心がわりは  人の常

あなた  あなた  無理に縋れば  惨めなの

しぶとく生きるわ  笑って笑って

愛が遠のいた  そう、それだけのことね

 

作詞

ひとりぼっちを味わうわ

 

 

「ひとりぼっちを味わうわ」

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別に悲しい  わけじゃない

不意に泣きたく  なっただけ

心がわりを  告げられて

少し落胆  したけれど

いいのいいのよ  仕方ない

二年ちょっとが  終わったの

どうぞ  どうぞこの部屋  出て行って

わたし  ひとりぼっちを味わうわ

 

 

 

うしろ振り向く  こともなく

ハグのひとつも  欲しがらず

心がわりを  恨まない

未練なんかは  引きずらず

いいのいいのよ  これきりで

街も切なさ  滲ませる

みんな  みんな忘れて  あげるわね

わたし  ひとりぼっちを味わうわ

 

 

作詞

ある女の事情

 

 

「ある女の事情」

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十五の春に  背伸びして

大人の真似を  してみたわ

お酒と煙草  覚えたし

男に抱かれ  色をみた

あゝ女になったわ

 

 

二十歳(はたち)になった  寒い晩

夜更けにひとり  何思う

無性に人が   恋しくて

温もり探して  街ん中

あゝ女の顔して

 

 

三十路の階段  登りつつ

所帯を持つのを  考える

やさしい男  欲しがれば

何処にもいるよな  ろくでなし

あゝ女の不幸か

 

 

作詞

こんな雨降る夜更けには

 

 

「こんな雨降る夜更けには」

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褪せた唇  (べに)を引いても

隠せないのね  恋の傷あと

こんな雨降る夜更けには

ひとりお酒に  縋りつく

 

 

 

惚れた男は  戻ることない

他の女に  衣がえだね

こんな雨降る夜更けには

未練たちきり  喚こうか

 

 

 

若くないから  よけい侘しさ

沁みてくるのね  恋は懲り懲り

こんな雨降る夜更けには

煙草ふかして  演歌でも

 

 

 

綺麗ごとなど  やめてちょうだい

ふられ慣れてる  仕方ないもの

こんな雨降る夜更けには

せめて布団で  故郷(くに)の夢

 

 

作詞

新橋ひとり飲み

 

 

「新橋ひとり飲み」

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仕事帰りに  居酒屋で

俺はひとりで  酒を飲む

別に寂しさ  感じない

人と連むの  ごめんだな

あゝ新橋馴染んで  いい調子

 

 

変わりもんだと  言われても

俺は俺だよ  構わずに

ビール一気に  次は何

グッと熱燗  呷るのさ

あゝ新橋今夜も  ありがとう

 

 

惚れた腫れたは  縁がない

俺はひとりが  お似合いさ

低く流れる  有線の

古い演歌に  聞き惚れる

あゝ新橋どうにも  お気に入り

 

 

作詞

ほろほろ涙

 

 

「ほろほろ涙」

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酒に酔っては  勢いつけて

あんな男と  罵る夜更け

だけどやっぱり  未練に押され

泣いてしまうわ  哀れでしょうか

忘れられなくて・・・  馬鹿ね

裏路地  酒場で  ほろほろ涙

 

 

雨が降るから  なおさら辛い

欲しい今でも  逢いたくなるの

そうね嫌われ  捨てられたのに

思い出すのは  惨めでしょうか

忘れられなくて・・・  馬鹿ね

寒さが  身に沁む  ほろほろ涙

 

 

作詞

酒場暮らしの女

 

 

 

「酒場暮らしの女」

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酒場暮らしの  女はみんな

嘘と涙が  染みつく身体

また捨てられちゃった

まるで紙屑  捨てるよに

払い箱では  辛すぎる

夜が冷たいね  風邪をひきそうに

あたし  女なんです

愛を  愛を  忘れたわけじゃない

 

 

 

酒場暮らしに  どっぷりつかり

酒と煙草も   覚えた身体

また騙されちゃった

甘い言葉に  弱いから

すぐに絆(ほだ)され  泣きをみる

夜に笑われて  ちゃんと生きなって

あたし  学ばないから

遠に  遠に  夢など諦めた

 

作詞

ふと思う

 

 

 

「ふと思う」

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気まぐれ 嘘つき  浮気ぐせ

(じょう)なし 酔いどれ  勝手者

そんな男に  惚れたのが

運の尽きだと  苦笑い

あたし  愚痴と溜め息  覚えたわ

別れようかと  ふと思う

雨の夜更けに  ふと思う

 

 

 

優しさ知らずの  ろくでなし

温もりひとつも  貰えない

あんな男と  人は言う

どこがいいのと  呆れ顔

そうね  少し疲れて  しまったわ

別れようかと  ふと思う

夜の寒さに  ふと思う

 

作詞

好きと嫌いが・・・

 

 

 

「好きと嫌いが・・・」

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好きと嫌いが・・・  綱引きしてる

さてとどうする  あんたとあたし

こんな思いじゃ  別れも近い

憎みあわずに  さよならするわ

ああ   熱さ忘れた恋心

薄れちゃ  駄目ね

 

 

好きと嫌いが・・・  行ったり来たり

惰性ばかりの  慣れすぎかしら

こんなふたりじゃ  別れも近い

肌のふれあい  ご無沙汰つづき

ああ  熱さ忘れた恋心

薄れちゃ  駄目ね

 

 

作詞

ひとり小樽

 

 

「ひとり小樽」

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ひとり小樽の  夜ん中

雨が凍てつき  雪になる

吐いた吐息の  白さより

何故か冷たい  胸の内

 

 

 

あの日別れた  あのひとは

何処でどうして  いるのやら

なんで捨てたか  馬鹿だった

悔やむばかりの  酒を飲む

 

 

 

ひとり小樽は  寒すぎて

背中震えて  クシャミする

あすの夢など  探すまに

いつか四十路に  なっていた

 

 

 

せめても一度  逢えたなら

詫びる言葉を  抱えてる

こんな俺など  忘れたか

男泣きする  女々しいぜ