作詞

グッバイ・ワルツ

 

 

「グッバイ・ワルツ」

投稿します。

 

 

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こんな時こそ  飲みましょう

別れ間際の  冷えた晩

グラス並々  一気して

涙なんかは  こぼさない

ラッタッタ  ラッタッタ

グッバイ・ワルツ

 

 

 

あなた誰かを  好きになり

わたし振られた  道化者

踊りましょうか  最後なら

匂いすべてを  落とすから

ラッタッタ  ラッタッタ

グッバイ・ワルツ

 

 

 

うしろ姿は  追わないわ

下手な慰め  かけないで

右と左へ  夜ん中

朝になったら  忘れるわ

ラッタッタ  ラッタッタ

グッバイ・ワルツ

 

 

作詞

ふうーっ

 

 

「ふうーっ」

投稿します。

 

 

 

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やめて!ビロードみたいな  別れの言葉は

尖ったナイフの  (あら)さでいいはず

お為ごかしも  慰めも

よけい舌打ち  したくなる

愛しあい  燃えあがり

やがて火が消え  背を向ける

そんなもん  恋なんて  ふうーっ

 

 

 

ほんと!男と女は  ままごと束の間

甘さのあとには  苦めの虚しさ

上っ面(うわっつら)でも  やさしさ

身体たちまち  白昼夢

悶えあい  乱れては

やがて心に  すきま風

そんなもん  恋なんて ふうーっ

 

 

作詞

別れの気配に

 

 

「別れの気配に」

投稿します。

 

 

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なんであなたは  溜め息つくの

遠い目をして  なに思う

交わす言葉も  少なくなって

心細さが  募ります

誰か  誰かできたの  いいひとが

隠さないでね  辛いから

 

 

 

煙草ふかして  溜め息ばかり

重い空気が  流れるわ

いつか温もり  すっかり消えて

褪せた唇  震えます

誰か  誰かあなたに  住みついた

別れ感じて  泣きそうに

 

 

作詞

喜劇のメロドラマ

 

 

「喜劇のメロドラマ」

投稿します。

 

 

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男なんて  しょうがないもの

ほんの気まぐれ  肌を恋しがり

心にも  ないことで  口説いてくるわ

 

女なんて  だらしないもの

それを承知で  愛の真似事を

懲りもせず  溺れては  見境なしに

 

男は勝手  女は狡い  男と女  どっちも三文役者

夜を舞台に  よろめき芝居  それも人生  喜劇のメロドラマ

 

 

 

 

 

男なんて  しょうがないもの

たかが火遊び  されど火遊びね

嘘ばかり  並べては  終いに逃げる

 

女なんて  だらしないもの

抱かれ上手に  乱れ振るまうの

駄々をこね  試しても  見送る背中

 

男は無情  女は姑息  男と女  どっちも大根役者

夜を味方に  狂言芝居  だって人生  喜劇のメロドラマ

 

 

作詞

あゝまた泣いている

 

 

「あゝまた泣いている」

投稿します。

 

 

 

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味気ないほど  簡素な部屋で

膝を抱えて  溜め息ばかり

あのひと誰かに  移り気したの

悲しくて  逢いたくて  たまらない

きつく  抱いて・・・

未練あちこち  こぼれて落ちる

それをつまんで  あゝまた泣いている

 

 

 

忘れきれない  匂いが部屋に

こびり付くから  切なさ募る

あのひと誰かを  愛してしまい

悲しくて  逢いたくて  たまらない

わたし  ひとり・・・

爪を切ったら  畳に散った

それを拾って  あゝまた泣いている

 

 

作詞

one night stand・・・

 

 

「one night stand・・・」

 

投稿します。

 

 

 

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酔いにまかせて  身体を抱いた

背中爪あと  困っちまうね

港近くの  さびれたホテル

名前なんかは  聞きっこなしに

one night stand・・・いいね

一晩限りの  男と、女  

 

 

 

ふっと目覚めて  煙草をふかす

知らぬ誰かが  ベッドで眠る

窓の向こうは  カモメが飛んで

ヤケにしらけた  気分にさせる

one night stand・・・そうさ

一晩限りの  虚しさ、笑う 

 

 

 

シャワー浴びたら  出て行くだけさ

軽く手をあげ  左と右へ

陽射し差し込む  小さな部屋で

バカとバカとの  惰性の遊び

one night stand・・・ほんの

一晩限りの  関係、終わる 

 

 

作詞

雨だれ

 

 

「雨だれ」

投稿します。

 

 

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お揃いの  Tシャツを  捨てられないの  好きだから

あのひとが  知ったなら  迷惑だよと  言うでしょう

膝を抱え  なみだ集め  ひとり  遊ぶ

二年前に  別れたのに  忘れられない

軒下の  紫陽花を  濡らして落ちる  銀の雨だれ

 

 

 

砂時計  眺めては  あの日の恋を  懐かしむ

あのひとに  もう一度  逢いたい気持ち  募らせる

できるならば  どうかここへ  笑顔  見せて

あり得ないの  そんなことは  無理な願いね

窓ガラス  想い出を  映しているわ  夜は長くて

 

 

作詞

戸惑いの中

 

 

「戸惑いの中」

投稿します。

 

 

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逢えないの  もう二度と  さよなら嘘でしょう

 

ギンガムチェック  袖口を  掴んでみても  あなたは振り払う

いつもの笑顔  すっかり消えて  たじろぐわ

何があったのか  教えてもくれない  あまりに突然ね

涙さえ  こぼせない  悲しみ押し寄せて

誰かを好きに  なったのかしら  わたしを  ひとりに  させないで

 

 

 

唇かわき  爪先も  怯えてわたし  街路樹立ち尽くす

横顔まるで  ナイフのように  冷たいわ

縋りつけなくて  違うひと見るよう  すべてが終わるのね

泣くことも  許されず  悲しみ噛みしめる

移り気それは  裏切りなのね  わたしは  想い出  捨てるだけ

 

逢えないの  もう二度と  さよなら嘘でしょう

 

 

作詞

男と・女で

 

 

「男と・女で」

投稿します。

 

 

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時計の針が  零時しらせる

硝子の向こう  ヘッドライトが

あなたはまるで  仇みたいに

テキーラくっと  喉に流すわ

名前も知らない  はじめてなのに  何故か惹かれるの

お話ししましょう  それとも此処を出ましょうか

TOKYO  恋ごっこ  戯れて  火遊びを

ひと時の  男と・女で

 

 

 

暗めのバーに  怠いブルース

一輪挿しの  薔薇が妖しげ

あなたはまるで  映画みたいに

溜め息おとし  煙草くゆらす

なんにも知らない  出逢ったばかり  それもいいじゃない

乾杯しましょう  そのあと何処か連れてって

TOKYO  恋ごっこ  酔いしれて  縺れあう

ひと時の  男と・女で

 

 

作詞

おばかさんでしょう

 

 

「おばかさんでしょう」

投稿します。

 

 

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雨がいつしか  雪にかわるわ

胸の悲しみ  凍りつくよう

あのひとに  心がわりを  されたの

またひとり  恨み忘れて  涙する

おばかさんでしょう  あたしって

捨てられたのに  疎まれたのに

今夜もあのひとを  恋しがる

 

 

 

柱時計は  三時真夜中

薄い布団は  やけに侘しい

あのひとが  別の誰かを  愛した

またひとり  嫉妬おぼえて  眠れない

おばかさんでしょう  あたしって

飽きられたのに  逃げられたのに

今夜もぬくもりを  恋しがる