Author Archives: gen

淋しくて淋しくて

 

 

「淋しくて淋しくて」

投稿します。

 

 

 

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あなたの胸に  抱かれたい

やさしく髪を  撫でられて

今では無理な  願いよね

移り気されて  捨てられた

ああ  淋しくて淋しくて

今夜もひとりの  手酌酒

惨めさ背中に  滲ませて

 

 

 

温もり少し  感じたい

寒さで指が  凍えそう

今頃誰と  添い寝する

嫉妬をしている  私です

ああ  淋しくて淋しくて

枕を濡らして  朝を待つ

唇噛んでは  寝返りを

 

 

夜更け・雨降り・女の涙

 

 

「夜更け・雨降り・女の涙」

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あなたの真似して  吸ってみた

両切り煙草は  苦すぎる

それでも無理して  蒸したら

どうにも咳き込み  揉み消した

馬鹿ねわたしは  捨てられたのに

忘れられない  未練が募る

夜更け・雨降り・女の涙

 

 

 

あなたはこの部屋  立ち去った

想い出すべてが  遠ざかる

抱かれたぬくもり  匂いまで

愛しさばかりが  押し寄せる

心がわりで  捨てられたのに

縋りつきたい  未練に耐える

夜更け・雨降り・女の涙

 

 

あゝ心がわりで

 

 

「あゝ心がわりで」

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あんなに愛した  ひとなのに

こんなに憎んで  しまってる

自分で自分が  わからない

そう  心がわりを  知らされて

そう  他の誰かの  ものになる

辛いわ・・・

ひとりぼっちの  街角で

頬を涙で  濡らしてる

 

 

 

あんなに尽くして  きたけれど

こんなに空しさ  こみあがる

どうしていいのか  教えてよ

そう  心がわりを  されたから

そう  縋ることさえ  ままならぬ

酷いわ・・・

ひとりぼっちの  夜ん中

胸の思いを  噛みしめる

 

 

いい人探せ

 

 

「いい人探せ」

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別れ話を   切り出せば

イヤだイヤだと   縋りつく

俺はひたすら   説き伏せる

ほんの一年   戯れて

飽きてしまった   すまないね

ああ   勝手な男と   恨むがいいさ

俺よりマシな   いい人探せ

 

 

 

別れ話で   泣かれても

冷めた気持ちは   戻せない

俺はひたすら   頼みこむ

ほんの一年   おままごと

飽きてしまった   軽いよね

ああ   勝手な男と   笑うがいいさ

俺よりマシな   いい人探せ

 

 

How happy I am !

 

 

「How happy I am !」

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夏の陽射しがまばゆい  鎌倉あたり

走る江ノ電  缶のコーラ飲みながら見てる  あなたとわたし

たわいもないお喋り  弾ける笑顔

「青春なのね  これって」ポツリと呟けば

「青春だぁー」と叫んで笑うあなた

なんて幸せなの  出逢えてよかった

How happy I am

  

 

 

少し日焼けたみたいね  湘南散歩

綿のTシャツ  背中汗で張りついているわ  あなたとわたし

それさえもが可笑しい  はしゃいで歩く

「青春だから  これって」も一度呟けば

「青春だぁー」と戯(おど)けてみせるあなた

ずっと一緒にいて  ハグしてよろしく

How happy I am

 

 

冬の雨に

 

 

「冬の雨に」

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人もまばらな   裏通り

濡れた外灯   震えてる

ああ   女ひとりは   寒すぎて

少し温もり   欲しくなる

寂しいわ   あたし   ルージュ噛みしめ

人が恋しい   抱かれたい

冬の雨に   そう思う

 

 

 

古いアパート   鍵開けて

ひとつ溜め息   ついてみる

ああ   女ひとりの   狭い部屋

あかり付けても   切なくて

寂しいわ   あたし   寝つけないのよ

人が恋しい   膝抱え

冬の雨に   なに思う

 

 

寂しい女のブルース

 

 

「寂しい女のブルース」

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甘い言葉に  (ほだ)されて

わたしあなたに  抱かれたの

朝になったら  他人顔

そうねハナから  愛はない

寂しい女のブルース

 

 

 

ウプなネンネじゃ  ないけれど

惚れてみたって  泣きをみる

男なんかの  やさしさは

うわべばかりと  苦笑い

寂しい女のブルース

 

 

雨の滴を  数えては

胸の切なさ  宥めてる

どうせ叶わぬ  関係と

酔って愚痴吐く  馬鹿っぽさ

寂しい女のブルース

 

 

そうね言いなりに

 

 

「そうね言いなりに」

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どうかお願い  捨てないで

あなた居なけりゃ  寂しくて

煙草吸いたきゃ  灰皿を

お酒飲みたきゃ  注ぎもする

馬鹿な女と  思うでしょ

いいのあなたの  言いなりに

そうね言いなりに

 

 

 

雨の降る夜()  この胸が

愛の一途さ  教えるの

側にあなたを  感じれば

指輪なんかは  いらないわ

尽くす女を  受けとめて

どんな時にも  言いなりに

そうね言いなりに

 

 

真夜中の別れ

 

 

「真夜中の別れ」

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忘れてくれと   あなたは言った

二年余り   暮らした日々が

すべてをゼロに   姿を変えた

ああ   別れの訳も   告げないままで

扉のノブを  回して行くの

縋ることも   追うことも

出来ずにひとり   泣きじゃくる

時計の針は   真夜中一時

 

 

 

一輪挿しの   真紅の薔薇も

萎れて枯れて   惨めさ誘う

唇震え   背中が寒い

ああ   別れの訳も   知らないままで

想い出ばかり   手繰ってみるの

縋ることも   追うことも

許されないの   辛すぎる

眠れぬままの   真夜中三時

 

 

人肌が欲しくて・・・

 

 

「人肌が欲しくて・・・」

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ひとりぼっちが  辛すぎて

いつか寝酒が  癖になる

恋がしたいと  思っても

出逢いなんかは  ありゃしない

人肌が欲しくて・・・

人肌が欲しくて  たまらない

寂しいの  寂しいの

溜め息こぼれる  夜ん中

 

 

 

ひとりぼっちの  寒い部屋

炬燵もぐって  (だん)をとる

恋のひとつも  掴めない

何処に居るのか  いい人は

人肌が欲しくて・・・

人肌が欲しくて  たまらない

切なくて  切なくて

枕を抱き寄せ  寝返りを