「お馬鹿だわ」
あんた あんた あんたが恋しい
飽きられ 捨てられた 今でもさ
夜が来るたび 思い出す
そっと名前を 読んでみる
何も返事は 返らない
当たり前よね 夜ん中
誰か知らない 人のもの
そうわたし いつしか他人に
このザマよ ああ お馬鹿だわ
あんた あんた あんたが欲しくて
ひとり寝 寝返りが 癖になる
夜の真夜中 寒すぎる
いくら名前を 呼んだって
無理な願いと 指を噛む
なんて虚しい ものかしら
何処にいいひと 居るのやら
そうわたし いつしか飽きられ
ゴミ屑に ああ お馬鹿だわ