あゝしあわせなのよ

 

 

「あゝしあわせなのよ」

 

 

 

 

六畳一間の 暗い部屋

裸の電球 薄あかり

卓袱台ひとつに 鍋ひとつ

壁には古びた ポスターが

あなたが居るから 耐えられる

あゝ悲しくないわ 辛くない

 

 

 

銭湯帰りに 牛乳を

ふたりで一本 分けあうの

一緒に部屋まで 手を繋ぐ

この手はあたしの 宝物

あなたの鼻歌 聴きながら

あゝ幸せなのよ いつだって

 

 

 

せんべい布団に 寄り添って

眠れる温もり 嬉しいの

明日もあなたが 居てくれる

ふたりでひとつの 心です

あなたとわたしの 愛の日々

あゝ夜空に向かい ありがとう

 

 

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