「ろくでなし・ワルツ」
何をするにも 不器用で
とんと前には 進めない
駄目な男と 思うのさ
馬鹿だなぁ 愚図だなぁ
情けなくなるぜ
泣くに泣けない ワルツだね
1・2・3 2・2・3
ろくでなし・ワルツ
明日を夢みた 時もある
今じゃ寂しい 思い出だ
笑うことすら 面倒だ
馬鹿だなぁ ドジだなぁ
情けなくなるぜ
笑うことすら 忘れてる
1・2・3 2・2・3
ろくでなし・ワルツ
「ろくでなし・ワルツ」
何をするにも 不器用で
とんと前には 進めない
駄目な男と 思うのさ
馬鹿だなぁ 愚図だなぁ
情けなくなるぜ
泣くに泣けない ワルツだね
1・2・3 2・2・3
ろくでなし・ワルツ
明日を夢みた 時もある
今じゃ寂しい 思い出だ
笑うことすら 面倒だ
馬鹿だなぁ ドジだなぁ
情けなくなるぜ
笑うことすら 忘れてる
1・2・3 2・2・3
ろくでなし・ワルツ
「ブルー・ブルース」
泣いて泣いて泣き疲れ
それでも涙が 止まらない
あなたの冷たさ 知ったから
どうしたの 何故にあなたは
変わったの わからない わからない
悲しくて 切なくて
夜毎泣くばかり
あゝブルー・ブルース
泣いて泣いて泣き明かし
これほど泣いても また涙
あなたの優しさ 消えたから
知りたいの 何処をなおせば
いいのかを 教えてよ 教えてよ
寂しくて 虚しくて
枕抱きしめる
あゝブルー・ブルース
「捨てられてブルース」
こんな雨降る 夜更けには
胸の鼓動が 疼きだす
好きで別れた あのひとの
うしろ姿は 追えないわ
なんで なんでわたしを 捨てたのよ
きっと きっといいひと できたのね
自分勝手を 責めたって
逃げたあのひと 戻らない
傘もささずに さまよえば
知らぬ誰かが 声かける
構わないでよ 泣かせてよ
濡れた舗道は 冷たいわ
なんで なんでわたしを 虐めるの
未練 未練ばかりの 涙粒
堪えきれずに 名を呼べば
妬みばかりが 渦を巻く
「わかるだろう」
飾り言葉や キザなこと
俺は苦手で 言えないね
だけど心は あるんだよ
白いブラウス 長い髪
ひとつひとつが 似合ってる
ああ 好きすぎて 辛くなる
惚れているのさ 身体ごと
わかるだろう
見掛け倒しと 思うけど
愛の言葉は 照れちまう
だけど心は ひとすじに
純にまっすぐ 燃えている
ああ 好きすぎて 困るのさ
惚れているのさ ただ夢中
わかるだろう
ああ 好きすぎて 辛くなる
惚れているのさ 身体ごと
わかるだろう
「あなたは誰かを愛したの」
泣けば尚更 辛いのに
堪えきれずに また涙
別れようかの ひと言が
耳を虐める 今もなお
ああ こんなにあなたが 好きなのに
あなたは誰かを愛したの
何故、何故なの 冷たいわ
移り気なんて 聞きたくないの
いとも容易く 背を向けて
次のひとへと 向かうのね
別れなんかは 無理なこと
わたしあなたを 離さない
ああ それでもあなたは 他人顔
あなたの気持ちはここにない
何故、何故なの 酷すぎる
優しさいつか 涙にかわる
「あゝしあわせなのよ」
六畳一間の 暗い部屋
裸の電球 薄あかり
卓袱台ひとつに 鍋ひとつ
壁には古びた ポスターが
あなたが居るから 耐えられる
あゝ悲しくないわ 辛くない
銭湯帰りに 牛乳を
ふたりで一本 分けあうの
一緒に部屋まで 手を繋ぐ
この手はあたしの 宝物
あなたの鼻歌 聴きながら
あゝ幸せなのよ いつだって
せんべい布団に 寄り添って
眠れる温もり 嬉しいの
明日もあなたが 居てくれる
ふたりでひとつの 心です
あなたとわたしの 愛の日々
あゝ夜空に向かい ありがとう
「今でも、好きだから」
雨が小窓を 濡らしてく
ひとり溜め息 そっと吐く
あなたどうして いるかしら
きっと誰かを 抱いている
ああ 馬鹿ですね 昨日むげなく 捨てられて
枕濡らして 泣いたのに
好きだから 今でも、好きだから
冷えた紅茶は 味気ない
思いばかりが 纏いつく
あなただんだん 遠ざかる
次の相手が 恨めしい
ああ 情けない 昨日他人に させられて
息も絶えだえ 泣いたのに
好きだから 今でも、好きだから
「わからないのよ」
なんで言っては くれないの
着いてこいよの ひと言を
何も言わずに 背を向けて
何処へ行くのか 他人顔
ああ 誰かいいひと できたのね
わたしに落ち度が あったのか
わからない わからない
あなたの気持ちが わからないのよ
夜風背にして 進むのは
誰か待ってる そうでしょう
どうかわたしを 捨てないで
泣いて縋れば 知らぬふり
ああ 誰が待つのか 気にかかる
綺麗で優しさ 匂うもの
わからない わからない
あなたのすべてが わからないのよ
「お馬鹿だわ」
あんた あんた あんたが恋しい
飽きられ 捨てられた 今でもさ
夜が来るたび 思い出す
そっと名前を 読んでみる
何も返事は 返らない
当たり前よね 夜ん中
誰か知らない 人のもの
そうわたし いつしか他人に
このザマよ ああ お馬鹿だわ
あんた あんた あんたが欲しくて
ひとり寝 寝返りが 癖になる
夜の真夜中 寒すぎる
いくら名前を 呼んだって
無理な願いと 指を噛む
なんて虚しい ものかしら
何処にいいひと 居るのやら
そうわたし いつしか飽きられ
ゴミ屑に ああ お馬鹿だわ
「あたしのあ・ん・た」
あんたがそばに 居てくれる
他には何も 望まない
日焼けの肌に 優しい目
一日ずっと 見ていたい
愛してる 愛してる
ヨセやと笑い 横を向く
ああ あたしのあ・ん・た
あんたの匂い たまらない
一から百も 千までも
溢れてしまう 愛の蜜
こんなに胸が ときめくの
愛してる 愛してる
百万回も 繰り返す
ああ あたしのあ・ん・た