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帰ってきて

 

 

 

「帰ってきて」

投稿します。

 

 

 

 

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こんな雨降る   静かな夜は
何故か無性に   恋しくなるの
あんた   あんたが

 

膝を抱えて   お酒を飲めば
喉の奥から   切なさ沁みる
つらい   つらいわ

 

捨てられたわけでは   ないけれど
愛されたはずでも   なかったわ
胸にヒュルリと   風が吹き
ひとりは寂しい
帰ってきて   わたし待っている

 

 

 

 

 

午前三時を   知らせる時計
眠れないほど   逢いたくなるの
あんた   あんたに

 

ひとり手酌で   お酒を飲んで
酔ってしまえば   素直になれる
欲しい   欲しいと

 

捨てられたわけでは   ないけれど
愛されたはずでも   なかったわ
胸にヒュルリと   風が吹き
ひとりは寂しい
帰ってきて   わたし待っている

 

 

男だろ!

 

 

 

「男だろ!」

投稿します。

 

 

 

 

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悲しい時は   泣けばいい
涙が枯れて   しまうまで
あたしで良けりゃ   もたれてね
頭を撫でて   あげるから
ああ   誰でも失恋   あるもんさ
時間が解決   してくれる
呑もう   呑もう   忘れ酒
酔って未練を   追い払え   あんた   男だろ!

 

 

 

寂しくなれば   思い切り
叫んで弱音   追い出しな
あたしで良けりゃ   甘えてね
背中を抱いて   あげるから
ああ   女はそのひと   だけじゃない
あたしじゃダメかね   気がついて
呑もう   呑もう   忘れ酒
酔って未練を   蹴飛ばしな   あんた   男だろ!

 

 

やりなおせるのなら

 

 

 

「やりなおせるのなら」

投稿します。

 

 

 

 

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あなたのぬくもり   おぼえているわ
この胸 指先   唇うなじ
あれから一年   過ぎてはいても
想い出ばかりを   追っては縋る
ああ   愛してる   今も
悪いところが   あるのなら   教えて欲しいの
やりなおしたい   やりなおせるのなら
も一度   あなたと

 

 

あなたの匂いが   この部屋残る
レースのカーテン   さみしく揺れて
別れたあの日の   涙が滲む
想い出だらけの   わたしの身体
ああ   抱きしめて   強く
悪いところが   あるのなら   教えて欲しいの
やりなおしたい   やりなおせるのなら
一から   あなたと

 

 

それなのに私

 

 

 

「それなのに私」

投稿します。

 

 

 

 

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一から十まで   言いつけ守り
あなたのしもべで   尽くしてきたわ
嫌われないよう   我慢もしたし
捨てられないよう   縋って側に
ああ   馬鹿   馬鹿   馬鹿よね
あなたには   他にもいいひと   たくさん居ると
夜風が届ける   悲しい噂
それなのに   それなのに私   恨めないなんて

 

 

 

 

 

朝から夜まで   離れずいたい
あなたの好みに   あわせてきたわ
泣きたくなるほど   愛していたし
飽きられないよう   努めた気持ち
ああ   馬鹿   馬鹿   馬鹿なの
いつの日か   浮気を許して   疲れてやつれ
ため息ばかりを   おぼえたみたい
それなのに   それなのに私   憎めないなんて

 

 

酔挽歌

 

 

 

「酔挽歌」

投稿します。

 

 

 

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男は黙って   酒を呑む
焚き火の火の粉を   追いながら
世間の噂は   疎ましく
ひとりが気ままな   夕暮れだ
ああ   そんな男の   酔挽歌

 

 

男は小さく   口ずさむ
ふるさと遠くに   なりにけり
色恋なんぞは   ガラじゃなし
ひとりが似合いの   四十路半
ああ   そんな男の   酔挽歌

 

 

男は一升   カラにして
布団にもぐって   膝を抱く
一生独り身   それもよし
ひとりがイチバン   夜ん中
ああ   そんな男の   酔挽歌

 

ふたりきりで

 

 

 

「ふたりきりで」

投稿します。

 

 

 

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いや   いや   いや   でも   好き
女心を   もて遊び
知らん顔して   横を向く
こんな雨降る   寒い夜(よ)は
ここでしっぽり   飲みましょう
ああ   ふたりきり   ふたりきりで
メロメロ   骨まで   砕けそう
狡いひと   シャクなひと   あたしのいいひと

 

 

 

だめ   だめ   だめ   でも   好き
女心に   火をつけて
百も承知で   焦らすのね
こんな雨降る   時化た夜(よ)は
枕並べて   抱きあって
ああ   ふたりきり   ふたりきりで
メラメラ   肌さえ   蕩けそう
練れたひと   憎いひと   あたしのいいひと

 

 

でもさ、でもね

 

 

 

「でもさ、でもね」

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想い出という   おまけはいらない
なんにもないくせに   カッコばかりつけて
結局泣かすだけの  不甲斐なあんた
でもさ、でもね   好きだった   好きだった   あんたが
外は雨   土砂降りの
せめて雨が止むまで   ここに居て
あたし   情けない女ね

 

 

想い出はもう   すべてが藻屑に
はなから愛などは   ウワベばかりだった
どうにも涙だけを   おぼえたみたい
でもさ、でもね   好きだった   好きだった   あんたが
夜の中   暗闇に
せめて朝になるまで   ここに居て
あたし   痛すぎる女ね

 

 

夜が長すぎて

 

 

 

「夜が長すぎて」

投稿します。

 

 

 

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女の独り寝   淋しくて
男の温もり   恋しがる
寝返りばかりを   繰り返し
まさぐる乳房の   もどかしさ
ああ   夜が   夜が   夜が長すぎて

 

 

夢でもいいから   聴きたいわ
喘ぎの戯れ言   一度でも
昨日が暗闇   紛れ込み
思い出ひとつも   ありゃしない
ああ   夜が   夜が   夜が長すぎて

 

 

お酒を飲んでも   酔えなくて
背中を抱いてと   つぶやいた
枕を濡らす   午前二時
涙が添い寝の   やるせなさ
ああ   夜が   夜が   夜が長すぎて

 

 

 

濡れ慕情

 

 

「濡れ慕情」

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ひと夜の秘め事   募らせて
あなたの匂いに   咽び泣く
名前も知らずの   刹那床
恨みおぼえる   生業を
ああ   女郎花(おみなえし)   抱かれて   悶えて   尽き果てた
余韻が残る   この身体   持て余す
あの日を追っても  嗚呼・・・
逢うにも逢えない   濡れ慕情

 

 

 

ひと夜の恋でも   激しさが
あなたの面影   離れない
燃えても朝には   散っていく
因果切ない   生業か
ああ   女郎花   縺れて   絡んで   蕩け合い
余韻が今も   波立てる   やるせなさ
どうにもならずに   嗚呼・・・
逢うにも逢えない   濡れ慕情

 

 

愛の為ならば

 

 

 

「愛の為ならば」

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ゆうべの余韻に   素肌色づき
鏡を覗けば   睫毛震える
小さな溜め息   いつか吐息に
男と女を   今も感じる
ああ   愛して   愛して
もっと   もっと   激しく   強く
壊れてもいいわ   崩れてもいいわ
愛の為なら   愛の為ならば

 

 

 

あなたを思えば   胸が高鳴り
瞼を閉じたら   髪も震える
グラスのワインを   口に含ませ
男と女の   情を飲み込む
ああ   愛して   愛して
ずっと   ずっと   抱き寄せ   熱く
壊れてもいいわ   崩れてもいいわ
愛の為なら   愛の為ならば